PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

続・チョープーの新ジャッジタワー問題と、写真で一コラム

F+(エフプラス)

ISAの15日付の情報アップデートによれば、例のタヒチのタワー問題、規模を縮小して、軽量かつ自然環境に影響の少ないバージョンで建設を進めるということになり、そのための海洋調査や建設テストが近日中に行われるらしい。

まぁ、賛成派と反対派の間をとって、みたいな。世の中のことを何でも疑うオバサンは、いくらお金が動いたんだろう、とか思ってしまう。
もともとあるタワーに関しては木製で、老朽化が進み強度不足とか、オリンピックということでより多くの人をタワーにあげるという想定でのスペース不足とかの問題で、それなら新規にアルミ製のタワーを作りましょう、というのがそもそもの今回の問題のスタート。でもあそこでオリンピックをやる時点で、行きかうジェットスキーやチャンネルに浮かぶボートの数はCTの比ではないだろうし、サンゴ礁への悪影響は確実にあるだろう。

オリンピックって本当にすべてがおおげさというか、たった2日の試合にそれはいらんだろ、みたいなことが普通に行われるわけで、東京オリンピックの志田だっていらないものだらけだったし、そんな金かけるか? みたいなことがまかり通っていたので、今タヒチで何がどうなっているかを推察するのは容易だ。 世界選手権じゃダメなんですかね? とシンプルに思う。万博なんて、今どき万国も博覧会も死語じゃね? とか思っちゃう。人が移動しにくく、情報が手に入りにくかった時代の遺物でしかないかな、と思う。もちろん個人の感想ですけど(笑)。

Photo by snowy

写真は大野修聖。2005年の田原6スター。今でいえばQS6000ですか。
なんでこれなのかの理由が私にもわからない。
私のデスクトップには、コラム関連というフォルダがあって、日常気になったことに関する写真とか、そのうちこれについて書こう、と思った写真とかをランダムに放り込んでおくために使っている。でもなかなか出番が来ないうちに、放り込んだ本人がすっかりなんだか忘れてしまうことも多い。これはそのうちの1枚。これを見て、何を書こうと思ったんだろう、としばらく考えたけど、答えが出なかった。
マー君ねぇ……このころはたぶん悩み期だったかなぁ。クイックシルバーと大型契約をし、CTのワイルドカードをもらったりいろいろしてたけど、なかなか結果の出ない時期で、自分のサーフィンに何が足りないのかを探っていたと思う。何が足りないと思いますか? と本人に聞かれたこともあって、私は「トップでの加速」と答えたと思う。それは20年たった今でも、ほとんどのトッププロに不足している部分だ。

まぁ今思えば、そういうことに悩んだり、人に聞いたりできるからこそのコンペティター、大野修聖だったのかな、と思う。でもそんなことを書こうと思ったのではない。なんだろう、謎だな。
今はちょうどSリーグのチェアマン就任で旬なので、今使っておこうかな、と思い採用。しょうもない理由でごめんね、マー君。でもなにかあったはずなんだよ。コラムに書こうと思うぐらいだから、そう悪いことじゃないと思うので、安心してね。
もうさ、プチアルツ入ってるから、もしかしたらすでにこの写真でワンコラム書いてるかもしれない。もしそうなら、それが考えられる中での最悪の結末。まさに老害(笑)。

F+編集長つのだゆき

▼パリ五輪サーフィン特設ページ

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