前回のロビートスに続いて訪れたのは、ロングレフトポイントで知られる南米ペルーの中でも特に有名なブレイクのパカスマヨ。
ペルーで最長レフトとして知られるのがチカマで、そのチカマに次ぐほどのロングウェイブとして有名なサーフスポット。
パカスマヨ自体は大きな町ではなく、シティ間を走る長距離バスの停留所はないので、手前の長距離バスの停留所があるチクラヨで乗り換えての移動。
バックパックを背負い、サーフボード2本とスーツケースを伴っての移動は楽ではないです…。
そんなこんなで辿り着いたパカスマヨでの滞在期間の波予報は、残念ながらレイトシーズンなのかシーズン終わりなのかと言うタイミングもあり、スモールサイズの予報。
そんなパカスマヨでのサーフィンは、結論から言うと一週間ほど滞在して一度も海に入りませんでした。
ペルーの多くはポイントブレイクとなっていて、ポイントブレイクのピークから町の中心地が離れているケースは多々あります。
ただ、どのくらい離れているのかという程度がパカスマヨは大きく、徒歩でアクセスできなくもないけどかなり面倒くさいと言うくらい離れています(30分ほど!?)。
サーフトラベラーであれば基本的にトゥクトゥク(ペルーでの呼び名はモトタクシーから《モト》)のチャーター。
連れて行ってもらい、何時間後に迎えに来てもらうという形でのサーフとなる事でしょう。
トゥクトゥク利用という事はサーフ前に直接波チェックできないので、個人的には少しストレス。
その点に加え、ペルーのロングレフトはロングウェイブなのですが、波質としてはタルめのソフトウェイブが多く、特にサイズが小さいとログ向けのコンディション。
前述した通り、僕のパカスマヨ滞在時はスモールコンディションとなっていて、実際に波チェックしに行った時もかなり厚いブレイクで僕のようなショートボーダー向きではありませんでした。
そのような僕にとってはネガティブな条件が揃ってしまい、結局パカスマヨではまさかの入らず仕舞いと言う結果に終わりました。
ただ、それから10日後ほどにまとまったスウェルが入り、おそらくそのタイミングでガブリエル・メディナがパカスマヨを訪れていてサーチトリップ動画を公開しています。
サイズアップしたパカスマヨの波は僕が見た波とは別物で、相当なグッドウェイブと化していましたのでパカスマヨ自体はクオリティの高いブレイクである事は間違いないです。
ただ、どんなワールドクラスのサーフスポットにも該当しますが、真価を発揮できるだけのスウェルがヒットしなければどうしようもないのが現実。
ちなみに、僕はガブリエルがストライクミッションを行ったタイミングではペルー最長レフトで知られるチカマへと移動していました。
とにもかくにも、まだまだ南米ペルーサーフトリップは続きます。
(World Surf Movies)
※本コーナーでは、波情報BCM内で公開されているコラムの一部を掲載しています。