F+(エフプラス)
ベルズ行きなのでバタバタなんですが、エルサルバドルから来る人はもっとバタバタかと(笑)。
後半はサイズ的に今ひとつの波だったからう~ん、ではあったけど、まぁ、なんか結構パワーターンに点が出ていたように思う。よって、ジョーディ・スミス久々の優勝。個人的にはああいうサーフィンを高評価する感じは好きかな。パシパシ早いだけのスイングは好みではないし。やっぱ、う~んってうなっちゃう感じのパワーって、オフレールの技より真似しにくいかと思う。強靭な足腰マストだし、体格も重要だし。

2位のマシュー・ミギルヴレーも同じ南アフリカのパワーサーファー。まぁジョーディも言っていたように、JベイっぽいといえばJベイっぽい感じの波ではあったと思う。
37歳、2017年のベルズ以来の優勝。当然次のベルズも得意な場所なので、頑張ってほしい。近年減り続けている本格的なパワーサーファーのひとりなので、ここで一発パワーサーフィンブームが起きると面白いかな。とはいえ重たいだけのドッカ~ンではなく、スピード、シャープさ、フローを兼ね備えたパワーサーフィンなので、いわば進化型。だからこそ見ていて面白い。古さは感じさせないと思う。

女子のほうも同じようにパワーがウリのガブリエラ・ブライヤン。なんかあのパワーの感じって現コミッショナーのジェシー・マイリー・ダイヤーの現役時代をほうふつとさせる。現役時代のコナー・オレアリー母もかぶるけど(笑)。
テクニック的にはケイトリン・シマーズなんだけど、あのパワーとはどうしても釣り合わない。しかしケイトリンはまだ19歳、これからどんどん体型も変わっていくだろうから、パワフルに進化していくんだろうけど、そこで引っかかっちゃう落とし穴も結構深いので、未知数ともいえる。
2位はイザベラ・ニコルス。男女ともにファイナリストたちは次のベルズも得意な4人なので、注目選手といえる
その裏で、ゴールドコーストの会場がスナッパーからバーレーヘッズに変更されたという発表。そんなに近くないし、どちらもポイント近くに宿泊施設があるので、このタイミングで変えられても困る人続出かな、と思う。みんなもうスナッパーの宿は押さえちゃってるはずだし。とはいえ、3月のでかいサイクロンの影響で砂がごっそり持っていかれ、例の砂運びポンプを使っても間に合わない状況ではしょうがないのかな。せっかくスナッパーにCTが戻ってきたのに、結局開催はバーレーみたいな。
まぁ、バーレーヘッズもいい波なので、見ごたえはあるだろうけど、いいときのスナッパーほどじゃないしな。
そしてまたその裏で、グレッグ・ブラウニングの訃報。
グレッグとは現役時代はモーメンタムグループのひとりとして、転じてフィルムメーカーになってからは2002年のドライブスルージャパンで旅を共にした。ALS、俗に言うルー・ゲーリック病を発症したのは2年ほど前だったと思うけど、なんか思ったより早くに逝ってしまった。まだ50歳。なんか年寄りがよく言うけど、自分より若い人が先に逝くってちょっとショックだよね……みたいなことを言う年齢に私もなりました。