ジョエル・チューダー主催の招待制ロングボードイベント『Vans Joel Tudor Duct Tape Invitational』
シングルフィン、ノーリーシュ、ノーインターフェアと独特のフォーマットでロングボードの魅力を伝え、年々規模が拡大して世界中で開催されるようになったダクトテープが今年は5月16日〜19日にポルトガルのエリセイラで行われた。
今やヨーロッパサーフィンの中心地でもあるポルトガルに初上陸したダクトテープ。
QSで最も大きなイベントの会場でもある小さな港町に世界中から個性溢れるロガー、アーティスト、シェイパーが集まり、ローカルコミュニティとのコラボでメンズ、ウィメンズのコンテストをメインにライブ、アート、サーフボードのシェイプ、ビーチクリーン、サーフムービーの上映会など3日間のビーチフェスティバルという形で行われた。
現地の様子をヨーロッパのフリーサーファーを中心に撮影を続ける笹尾和義氏の写真とともにお届け。
ポルトガルのイベントを制したのは?
コンテストではWSLを意識してか、両部門の賞金は同額になり、昨年のスペインで優勝したアンディ・ニブラス、アレックス・ノスト、ジャスティン・クインタル、カニエラ・スチュワート、ジャック・リンチ、ケリア・モニーツ、ホノルア・ブロムフィルド、クロエ・カルモン他、豪華なメンバーが招待された。
風の影響が入った難しいコンディションの中、ハワイのカニエラ・スチュワート、ウィメンズはブラジルのクロエ・カルモンが優勝。
カニエラはまだ17歳で一週間前に開催された『Mexi Log Fest』では80人以上のサーファーの頂点に立ち、6,000ドルを手に入れたばかり。
アフロヘアーがトレードマークで、ショートーボードでもパイプラインでバレルに入ったり、エアリアルをメイクするような才能を持ち、ハワイではボンガ・パーキンス以来の逸材とも言われている。
ちなみに次の『Vans Joel Tudor Duct Tape Invitational』は、五十嵐カノアが昨年2連覇を成し遂げ、現在進行中の『Vans US Open of Surfing』で8/1~4に開催。今回優勝したカニエラも出場予定だ。
さらに10月にはニューヨーク、11月には日本の鵠沼でも開催される予定。
フォトギャラリー
Photographer: Kazuyoshi Sasao
(黒本人志)