17歳でJPSA公認プロとなり、2009年にグランドチャンピオンを獲得。
常にシーンのトップを走り続け、選手として自らも活躍する傍ら、日本のサーフィン発展のためジュニア世代の育成にも力を注いできたプロサーファー「田中樹」。
今年2018年を区切りの年とし、現役選手としての引退を表明していたが、彼のホームブレイクである「志田下」を舞台とする、JPSAショートボード第7戦『CHIBA ICHINOMIYA PRO』が10/21(日)に終了。
トップシード選手として出場した田中樹は、クオーターファイナルまで駒を進めて今大会を9位でフィニッシュ。
地元で開催されるコンテストで現役最後の姿を見届けるべく、会場には沢山のサポーターが来場。ラウンドアップの際には、まるで優勝したかのように担がれ、最後は暖かい拍手と花束が贈られた。
また、多くの業界関係者が集まった夜のパーティーでは、サーフィンに本気で打ち込んできたその過程には、ライバルや尊敬する先輩プロサーファーの存在があったこと、今後はコーチング業に専念しながらも、日本のサーフィンの未来が明るくなるように活動していきたい、とコメント。
そして今後の夢として、日本からCT選手を出したいという想いを語った。
今年のJPSAコンテストは残り2戦(最終戦が行われる仙台で途中キャンセルとなった第3戦の再試合も行われる予定)。
日本を代表するプロサーファー田中樹の現役最後の活躍に注目しよう。
フル動画は以下で:
https://www.facebook.com/surfnews.jp/videos/2024500150926517/
プロサーファー 田中樹 プロフィール
両親がサーファーで7歳の時に神奈川県の茅ヶ崎市から千葉に引っ越し、親がサーフショップを開店。
それをきっかけに本格的にサーフィンを始め、持ち前の負けず嫌いの性格でコンテストにも出場。
中学生の頃には海外のコンテストにも出場するようになる。
2000年にJPSAの公認プロになり、2002年に初優勝。
翌年からタイトル争いに絡み、2003年、2004年は2位。
その後、経験を積むために海外修行に出る。
2009年には念願のJPSAグランドチャンピオンを獲得。
その後は選手生活の一方でジュニア中心のコーチをスタート。
自身のスポンサー「Oakley」のサポートの元で次世代の若手育成を目的とした『OAKLEY TRY OUT』というイベントを毎年開催。
2017年にはISAのコーチングライセンスも取得。
ISAの他、WSLでも川合美乃里、稲葉玲王などのコーチとして海外のイベントを回る。
2018年のJPSA新島戦で今シーズン限りの選手引退を表明していた。
田中 樹(たなか いずき)
生年月日:1983年10月30日
出身地:神奈川県(千葉在住)
身長:178cm
体重:66kg
血液型:B型
ホームブレイク:志田下
スポンサー:O`NEILL 、QUARTER SURFBOARDS
Oakley、Conqueror、ASTRODECK、XM、SEXWAX、森下ボディーコントロール
■主な戦歴
2002年 JSPA『DSL PRO』優勝
2004年 JPSA『アロハガルーダカップ』優勝
2005年 ASP(現WSL) QS5スター『O’NEILL PRO FRANCE』3位
2006年 QS2スター『サハラプロ北泉』優勝
2009年 JPSA『ALL JAPAN PRO』優勝
2009年 QS2スター『MALIBU HYUGA PRO』優勝
2009年 JPSAグランドチャンピオン獲得
(THE SURF NEWS編集部)