Photo: Hurley
主要なサーフブランドがCT(チャンピオンシップツアー)イベントに関わる最も一般的な形はイベントのタイトル(冠)スポンサーになること。
今年のイベントを例に挙げて見ても、クイックシルバー、ロキシー、リップカール、ビラボンなどがタイトルスポンサーに名を連ねています。
しかし、昨年まではタイトルスポンサーであったハーレーが、今年からは新たな形でWSLとパートナーシップを結んだとのニュースが報じられました。
それは、ハーレーがこれまで行っていたハーレーサーフクラブとCTイベントによるコラボレーション。ハーレーのジェフ・ハーレーCMOは以下の声明を発表しています。
我々ハーレーとしては海の中や外でより楽しんでもらうため、商品や経験をクリエイトすることに絶えず奮闘しているんだ。その形としてWSLと締結したのが今回のパートナーシップ。
年間で一週間前後しかない一つのイベントのスポンサーを務めるより、世界中の若手サーファーに楽しんでもらい、サーフィンが上手くなってもらい、コミュニティにポジティブなインパクトを与える大規模なものになることにエキサイトしてる。
内容については、イベント会場に足を運んでくれるサーフファンの経験を充実させるため、メンズで全11イベントあるCTイベントの中の5イベントでハーレーサーフクラブを開講。
ハーレーサーフクラブが行われるCTイベント会場は、西オーストラリア、ブラジル、バリ島、タヒチ、サーフランチ(カリフォルニア)。
初開催地となるマーガレットリバーでは、元ASP(WSL前身団体)トップのラビット・バーソロミューといったレジェンドなどとのフリービデオセッションに始まり、ハーレーのCTサーファーとの触れ合い。
また、ロブ・マチャド、ブレット・シンプソン、ヤディン・ニコルといったハーレーライダーも現地入りし、コミュニケーションを取る機会があるとのことで、プロサーファーとして成功する秘訣なども教えてもらえるかも!?
ハーレーサーフクラブは基本的にサーフィン上達に向けたコーチングがメインですが、今回のコラボでは大勢のCTサーファーを抱えるハーレーらしくプロとの触れ合いも持てるのは、若手サーファーにも大きな魅力ですね。
実はトレッスルズで開催された昨年のハーレープロ期間にも同様の試みを行い、大盛況だったことから世界規模でやりたいと思い、WSLとのパートナーシップに至ったそうです。
憧れのサーファーと少しでも会話を交わすことで若手のモチベーションが上がることを考えると、多くのトップサーファーが集まる貴重な時間を次世代に還元と言う意味でも素晴らしいコラボではないでしょうか。
参照記事「World Surf League and Hurley Announce Unique Partnership in 2018」