今年は会場付近で2件のシャークアタックが発生した事から、異例のキャンセルとなったマーガレットリバー(西オーストラリア)を舞台としたCTイベント、通称「マーギーズプロ」。
結果的には、イベントの残りヒートはバリ島(インドネシア)ウルワツで代替イベント開催となって無事終了したのですが、シャークアタックに加えて頻繁なサメの目撃談もあるため、気になるのはマーガレットリバーで今後もCTイベントが開催されるのかという点。
マーギーズプロ自体は2017年のライセンス契約終了をもち、一時は消滅の危機に立たされました。しかし、CTサーファーやローカル行政の熱い要望により2017年にさらに最低2年間のライセンス契約が結ばれたので、「来年の西オーストラリアイベントはキャンセル」とは行きません。
そんな中、「The West Australian」誌が西オーストラリア内でのイベント会場の移転というニュースを報道。
同誌による報道は以下の通り。
今後のマーギーズプロは、カルバリ(州都パースから500キロ北)のジェイクズポイント、もしくはナールー(パースから1,000キロ北)に移転して開催される可能性がある。
WSL、西オーストラリアの州政府、各種サーフィン団体、イベントオーガナイザー、地方自治体など、まだ初期段階ではあるものの、それぞれが話し合いの場を設けている。
興味深いことに、カルバリになってもナールーになっても、いずれもレフトハンダーのサーフスポットとなります。
カルバリはライ・クレイクのホームであり、レフトばかりのエリアであるため、ライはサーフィンを始めた頃にベテランサーファーからグーフィーフッターの方が有利と言われ、スタンスをレギュラーからグーフィーに変えたというストーリーもあるほど。
現在のCTイベントはライトのサーフスポット会場が多いので、グーフィーフッターにとってフロントサイドとなるレフト会場が一つ増えるということは、ライディングのバリエーションが増える意味でもギャラリーにとっても嬉しいニュースではないでしょうか。
参照記事:「Margaret River Pro surfing event could move north to Kalbarri」