シリーズ「サーフトリップのすすめ」No. 2
海に囲まれた島国だから、探せばお宝ザクザク!
冬になると日本海のサーフィンを心待ちにしているリアルサーファーはけっこう多い。夏は波の少ない日本海側だけど(でも夏でも台風のルートしだいでは極上の波に恵まれるときもある)冬は良い波をゲットできる確率がグンと増えるからだ。
冬の日本海になぜ良い波があるのかというと、大陸からの北風が波を起こすためだ。キタカゼ?
そうです北風です。日本海に吹く北風は太平洋側と違ってオフショアではなくオンショアの風。
つまり日本海では北風が波を起こす。
さて日本海は波の発生するパターンを予測しやすいという特徴がある。西高東低の気圧配置になると北風が吹いて波が起こるから予想天気図だけでも予測がつく。あとはその風がいつ止むかを予測するだけだ。
とくに今は波浪予報が正確になったから上手に活用すれば良い波を高い確率でゲットすることができる。もちろんBCMなどの有料波情報も当日現場で有効に活用したい。
オンショアの北風が吹き荒れて海がクローズドコンデションとなり、その翌日か数日後に風が止まりスゥエルだけが残る。そのパターンが日本海はシーズン中続くというわけだ。だが太平洋と比べれば湖のように小さい日本海だからサーフできる波があるのか?と思う人は多い。でもオーバーヘッド以上にサイズアップしても珍しくはない。
信じられないかもしれないが、ときにはワールドクラスのビッグウェーブが出現するポイントもある。