「お尻」で稼ぐプロサーファーと言ったら失礼かな? それって本人は不本意だろうけれど間違ってはいないよね。もちろんルックスも超可愛いくて女性ファンも多い。サーフィンだってめちゃくちゃ上手いアラナちゃん、最近ご出産されたんですね。知ってました?
お相手はプロサーファーのジャック・フリーストーン氏。インスタにも3人の写真がいろいろアップされてます。赤ちゃんもそろそろ10ヶ月になるそうですが、米国サーファー誌に彼女の子育て(生後6ヶ月時点)がインタビューで掲載されました。
お子さんの名前はバンクス。子育てとプロサーファーの両立、ましてやモデル業もこなしているわけだから、子供を作る決断はそうとうなものだったに違いないでしょう。そのインタビューを抄訳で紹介させていただきます。
生後6ヶ月ということでかなり忙しいんじゃない?
ええ、驚きの連続。人生で一番大変かも、良き両親にならなきゃいけないわけだし、毎日解決しなきゃならないことだらけ。
親になるって決断は簡単じゃないと思うし、プロとして脂が乗ってきた時期に出産はどうだったのかな?周囲にそんな知り合いとかアスリートがいたの?
私がいつも見上げている存在にべサニー・ハミルトンがいるのよ。彼女は母親でサーフィンも高水準で続けているから大きなインスピレーションになったわ。それに私が母親になって、さらに彼女を尊敬するようになった。でも子育てはそれぞれが立場や環境が違うと思う。ジャックと私は2人だけでなんとかやっていく決断をしてるの、だからベイビーシッターもまだ頼んだことがないの。
ワールドツアーには父親がたくさんいるけど、シングルマザーのツアー選手は考えられない。妊娠と出産はプロサーファーとしてハンデになるよね。
妊娠はフィジカルな活動にはハードね。出産後も同様。子供が生まれて4ヶ月間は1日一度しかサーフィンができなかった。しかも1時間くらい。母乳だから何度も飲ませなくてはならなくてたいへん。だから1日3回サーフィンするエネジーは残っていない。
でも子供を持つことは自分の願いだったんだから。人間として自然なこと、子供を持って試合にも出てハイレベルなサーフィンを続けることに理解を示す人も増えているわ。
もしある女性が子供を作りたいけど仕事をあきらめなくてはならないという心配をしていたらどうアドバイスする?
心配ばかりしてもそうなるとは限らないって言うわね。みんな立場も状況も違うから。でも家族が欲しいならそうするしかないでしょう。
私が楽しんでいるのは、母親とプロサーファーのバランスをどう保つかってところ、クレイジーなくらい大変だけど、でも喜びもあるのよ。女だからと思いたく無いし「家族が欲しい、仕事も続けたい」って叫ぶのが怖かった。仕事かもしくは良い家庭の母か。でもその両方になることができると思う、あとはあなたが望むかどうかよ。
regerence:Surfer magazine Alana Blanchard interview “on balancing motherhood and a professional surf career”より
(李リョウ)