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◆サーフィン初心者ガイド◆基礎知識とルール&マナー ~海に入る前に知っておきたい、海の危険と心構え~

サーフィンを始めるにあたってまず知っておきたいのは、海には様々な危険があるということ。海にどんな危険が潜んでいるのかを知っていれば、上手く避けて通ることもできるし、万一トラブルが起こったときも想定の範囲内ならそれほど焦らずに冷静な対応が取れるはず。ここでは海に潜む様々な危険と、どのように対処するべきかを解説します。

リップカレントに流される

海岸に寄せる波は地形が浅くなっているところで崩れ、その波とともに浜に打ち上げられた海水は、少しの間、岸に並行に横に流れた後、地形が深くなっている場所(=波の崩れない場所)を通って沖へと戻っていく。岸から沖へと向うこの海水の流れを「リップカレント(=離岸流)」というが、こうした流れは波が大きくなったり風が強まることで一層激しくなることが多い。

サーフィン中は、このリップカレントによって沖に流されてしまわないように、十分な注意が必要だということを知っておこう。

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万一沖に流されたら
その流れに逆らわずに、横(岸と平行)にパドリングして、カレントから抜け出そう。元の場所に戻ろうとしてカレントに逆らって泳いでも、カレントが強い場合は体力を消耗するだけ。その日のコンディションを見て、初心者に厳しそうな場合は無理して入らないことが大切。

波に巻かれる

崩れる波に正面からまともにぶつかったときの衝撃は、海で遊んだ経験があれば誰でも想像がつくだろう。しかし波乗りをするということは、ちょっとしたタイミングのズレによって常に波に巻かれる可能性と隣合わせであり、まずは上手に波に巻かれることを覚える必要がある。巻かれたときにボードや海底にぶつかって怪我をしたり、焦って水を飲んでしまったりしないために、あらかじめ心構えを持っておこう。

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別のサーファーと接触する

混んでいるポイントでは、そこにいる別のサーファーたちとの接触事故の可能性もある。慣れてくれば他のサーファーが行きたい方向や行ける方向を正確に予測できるようになり、適確に進路を開けてやることも可能だが、初心者のうちは他人の邪魔をしてしまいがち。なるべく混んでいるポイントは避けるようにしよう。

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落雷の危険

雷鳴や稲光をちょっとでも感じたら、すぐに海から上がるのが鉄則。何も無い海上に浮かぶサーファーは雷が落ちる恰好の的であり、一人に落雷すればその周辺の別のサーファーも同時に感電してしまう。落雷が予想される天候下で海に入っているなどは無謀と言うしかない。

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その他の危険

海には様々な生物が生息していて、そのいくつかは人間にとって有害だ。カツオノエボシをはじめとする毒クラゲや、俗に「チンクイ虫」と呼ばれる動物性プランクトン(甲殻類の幼生)に刺されると、皮膚がただれたりかゆくなったりするほか、被害例こそ少ないものの世界的に見れば年に何人かのサーファーがサメに襲われるといったニュースもある。

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