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サーファーが使う日常英語を紹介。「英語は訳すな!」その三(たまには訳せ)

さあ、調子に乗って第三弾。英語は訳さず英語のままで、と言い続けてきたけど、ときには辞書を引くことも重要。ところが、辞書を引いても意味不明、ということはよくある。とくにサーフスラングはネティブに聞いても分からない。その他にも、よく耳にはするけどあやふやな単語や、日本で間違った使い方や発音をしている単語もご紹介しよう。君はどれだけ知っているかな?

※この記事の資料は ”SURFIN’ary” by Trevor Cralle の本を基に構成いたしました。

Courtesey of “SURFIN’ary”by Trevor Cralle

サーフテクニック編

bail out : ベイルアウト
サーフィンで危険回避のために自らの意思でワイプアウトすること、ボートから飛び降りたり、いきなり大きなセットが入ってきてボードを捨てて潜るのもベイルアウト

Go for it : ゴーフォーイット
突っ込め!

classic : クラシック
すばらしい、最高

duck dive:ダックダイブ
日本でいうドルフィンスルー

Got it!: ゴーリー!
「俺のだ!」(ドロッピングされたときに叫ぶ言葉)

clam-shelled: クラムシェルド
ダンパーに突っ込んで波につぶされること

pull off: プルオフ
マニューバーを成功させたこと

pull in : プルイン
チューブに入ること

trim:トリム
サーフボードを最小限のコントロールで波を乗りこなすことをトリムとかトリミングと呼ぶ。チューブに入ってからの微妙なコントロールとか、ロングボードでのノーズライディングもトリミングと呼んだりする。微調整ということ

Courtesey of “SURFIN’ary” by Trevor Cralle

サーフボードデザイン編

contour : カンター
サーフボードの輪郭や曲線。サーフボードをデザインするときによく使われる言葉

bottom contour:ボトムカンター
ボトムロッカー全体のカーブを指す

blank : ブランク
サーフボードフォームを二つに割りストリンガーを挟んで接着させたもの。ブランクスと日本ではよく使われるがそれは複数形で、単数ではブランクと呼ぶのが正しい。

hull : ハル
正確には「船底」の形状を総称する言葉だが、最近ではボトムがラウンドしたディスプレースメントハルやセミディスプレースメントハルをハルと呼んでいる。普通のショートボードは、ハイドロハルというボトム形状で基本的にはフラット(ロッカーやコンケーブはある)でダウンレール。

ding : ディング
サーフボードの傷、ding repair という張り紙を見たらサーフボード修理屋さんの広告

hot coat : ホットコート
ラミネートされたレジンを完全に硬化させるための工程でパラフィンを混ぜたレジンを薄く塗布する。別名サンディングレジン

pigment : ピグメント
レジンに入れる不透明染料。透明な染料はTint:ティント

pop out board : ポップアウトボード
大量生産で作る型抜きのサーフボード、日本ではパッコンボードとも呼ぶ

Courtesey of ”SURFIN’ary” by Trevor Cralle

サーフコンデション+etc 編

blown out:ブローンアウト
オンショアの強風が吹き荒れた状態。ジャンクとか、オンショアウィンドも同じ意味

mushy : ムッシー、マッシー
パワーが無くダラダラと崩れるブレイクや波

Glassy : グラッシー
無風で波のフェイスが滑らかな状態

morning sickness : モーニングシックネス
コンデションが今ひとつ整っていない早朝で、これから良くなりそうなときに使う

indicator : インジケーター
ポイントブレイクで最初にブレイクするセクション。波がやってくるのが分かるからそう呼ばれている。世界中に同名のブレイクがある

Gremmie : Grommet : グレミー、グロメット
サーフキッズ

pumping : パンピング
パワフルな波がコンスタントにブレイクしているコンデション

punchy : パンチー
サーフしていて反応の良いパワフルな波

haole : ハオレ
ハワイの言葉で白人を指すが、侮蔑的な意味が若干含まれるから意味は分かっても使わないこと

leash cuff :リーシュカフ
サーフリーシュの足首に巻きつける部分

Da kine : ダカイン
同名のサーフブランドもあるほど、ハワイアン・イングリッシュでは有名な言葉の一つ。the kind が訛ってda kine となったが、もっと広い意味を持ち、どのようにも使える。日本語でいう「それ」や「あれ」が近いが、 状況によっては「唯一無二」とか最上級の賛辞を送るときに、また何かをほのめかすときなどにも使える。(この言葉の解釈には人によって異なる場合があります)
例)「Where is da kine?:あれはどこだ?」「It’s da kine: まさしくそれ!」「Oh sorry da kine : ああ 失礼、そういうことね」

Courtesey of “SURFIN’ary” by Trevor Cralle

サーフスラング番外編

その1
ビッグウェイブのいろいろな英語名(聞いたことない言葉多し)

big smoker: billow: brown boardshorts material: hair ball: honker: huge monolith: loomer: macker: mondo: monster: mountain: quaker: rolling thunder: white elephant break:behemoth

その2
サーフリーシュのいろいろな英語名(君はいくつ知っているかな?)

surf leash: cord: ding string: leggie: leg rope: rope: shock cord: dope rope: goon cord: kook cord: valley lifeline

3)
ワイプアウトのいろいろな英語名(かなり多く、筆者も知らない言葉が多い)

beef: biff: bombing out: clam-shelled: creamed: down the mine: dump: eating it: face plant: gassed: greased: hammered: launched: nailed: over the falls: pearling: pitched: prosecuted: pummeled: quashed: rinse cycle: rumbled: scrub: splampted: stacked: sucking milk: taking gas: taking the whip: thrashed: turnpiked: tweeked: washing machine

Courtesey of “SURFIN’ary” by Trevor Cralle

マジで英語に向き合うつもりなら〜

英語を習うときの最強の本は?
英語は実践が一番、というかそれしか英語をものにする方法は無い。つまりサーフィンと同じで、知識だけではダメ、海にパドルアウトして経験をつむしかない。しかし、一つだけ英語を習うための最強の本がある。それは「中学英文法参考書」。実践で英語をものにしようと思っている人には、「中学英文法参考書」をお勧めする。中学3年間で覚える英文法が一冊にまとめられていて、英語の文法の基本が全て学べられる。日本の参考書はうまく考えられていて分かりやすい。あとはボキャブラリーと経験を増やすだけだ。

中学英文法は最強。ひょっとしたら 君の家のどこかに眠っているかも?

(李リョウ)

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