8月6日にマリアナ諸島で発生した台風10号(クローサ)は10日間に渡ってゆっくりと日本の南海上から広島に上陸という珍しい進路で日本海に抜けた。
一時は超大型まで発達、この進路でもハワイに僅かながらウネリが届いたといえば、今回の台風がいかに大きく、動きが遅かったかが分かる。
午前9時50分発表の気象庁の予想によると8月17日には北海道・稚内市の南西で温帯低気圧に変わる模様。
週末は一気に落ち着く傾向
最大で9連休というお盆休み、台風10号の影響でクローズアウトが続き、全くサーフィン出来なかったというサーファーも多いだろう。
関東ではウネリをかわしていた茨城が最もコンスタントに出来たため、例年よりも混雑が目立っていた。
今週末、つまりお盆休みの最後はようやく台風のウネリと南よりの風がおさまって回復してきそう。
但し、17日の土曜日までは風が強く吹く予報なので、千葉・茨城のかわす場所を狙った方が賢明。
18日の日曜日は一気にサイズダウンしてしまう可能性もある。
西日本でもウネリが落ち着いて久々に海に入れる場所が増えてきそうだが、サイズダウンは早いと予想されるため、早めに行動したい。
日本海では台風が日本海を移動する16日〜17日がウネリのピークで、同時に西よりの風も強まる見込みなので、影響が気になる可能性が高い。
風がおさまる18日の日曜日には一気にサイズダウンすることが予想されるため、やはり早めが良いだろう。
なお、お盆休み明けは早くも次の台風の卵になりそうな雲の塊が日本の南海上に接近することが予想されている。
台風10号のような大きさではなく、速度も早いが、ウネリを届ける可能性はある。
千葉・茨城では来週から海水浴の規制から解放され、サーファーの本格的な季節がやってくる。
(THE SURF NEWS編集部)