今年も残すところ数日。
2019年、令和元年の最大の気象ニュースは、やはり甚大な被害を与えた台風15号と19号だろう。
台風15号は関東に上陸した台風としては過去最強クラスで、特に被害が大きかった千葉では観測史上1位の風を記録して沿岸部でも被害が大きかった。
台風19号は記録的な大雨となり、千曲川など一級河川を含む堤防の決壊が相次ぐなど自然災害の恐ろしさを改めて思い知らされた。
週末は冬型の気圧配置が緩み、高気圧圏内になる場所が多い予想
12月27日の金曜日は低気圧が北日本を通過、三陸沖を移動する低気圧と一つにまとまって猛烈に発達、冬型の気圧配置に移行する模様。
午前の時点ですでに北西の季節風が強まっている場所が多い。
28日の土曜日は北日本中心の冬型となり、29日の日曜日は冬型が緩んで高気圧圏内となる場所が多くなる模様。
関東では千葉〜茨城で発達しながら東へ遠ざかる低気圧からの北東よりのウネリが続きそうだが、28日の土曜日は北よりの季節風が吹き込む見込みなので、風をかわす場所を狙いたい。
高気圧圏内となる29日の日曜日は前日より弱まるものの、基本的には北よりの風が入りやすくなる見込みなので、風をかわす場所をチェックした方が良いだろう。
湘南では西湘で高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが多少強まる可能性がある程度で、基本的にはスモールコンディションが続きそう。
西日本では12月27日の金曜日の時点で季節風にウネリが抑えられてしまいスモールコンディション。
冬型の気圧配置が緩んでくる週末は風がおさまる見込みだが、高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが多少強まる可能性がある程度。
大きな変化は期待しない方が良さそう。
日本海では12月27日の金曜日の時点でクローズアウトしている場所が多い。
28日の土曜日はまだ季節風が残りそうだが、29日の日曜日は風がおさまってコンディションの回復が期待出来そう。
年末年始の波は?
30日の月曜日は気圧の谷の影響で一時的に気温が上がり、31日の火曜日、大晦日〜1日の水曜日、元日にかけては北日本中心の冬型の気圧配置に移行する模様。
30日の月曜日は気圧の谷の通過に伴いサイズアップする可能性があるが、冬型に移行した後は北西の季節風が強まり、ウネリは抑えられてしまいそう。
関東、西日本共に風をかわす場所で早めの乗り納め、初乗りが良さそうだ。
なお、日本海では大晦日〜元日にかけてクローズアウトする場所が多くなる予想。
(THE SURF NEWS編集部)