日本の南海上に発生した台風14号が四国沖を北東進中。
昨年、最低気圧915hPaまで発達して伊豆半島に上陸、関東、福島県を縦断して甚大な被害をもたらした台風19号と同じような進路で時期も重なるために警戒が強まっている。
19号と勢力は異なり、10月9日時点の予想だと本州には上陸せずに東進する予想ながら、局地的な大雨、強い風をもたらす可能性が高いので、十分な注意が必要だろう。
今年はコロナ禍で避難所の使用方法も変わってくるので、台風が接近する前に余裕を持って対策をしておきたい。
関東はハード、西日本は回復傾向
午前10時45分発表の気象庁の予想によると高知県足摺岬の南南東をゆっくりと北東進中の台風14号は970hPa。
10日の土曜日には強い勢力のまま和歌山県潮岬の南南東を通過、11日の日曜日には八丈島の東へ移動する模様。
関東ではウネリのピークが週末に重なり、東よりの風、後半は北〜北東風が強まり、千葉・茨城では大半の場所でクローズアウトすることが予想される。
9日の金曜日の時点でムネ〜カタサイズ、コンディションが良い湘南ではハードになりそうだが、リーフブレイクや普段ウネリが入りにくい場所が良くなる可能性がある。
西日本ではすでに東向きの国府の浜などでクローズアウトが続いており、ウネリと強い風がピークを迎える10日の土曜日も厳しそうだが、台風が遠ざかる11日の日曜はコンディションの回復が期待出来そう。
日本海では9日の金曜日の時点で福井、島根などでコンディションが良くなっている。
10日の土曜日は西日本で北よりの風が強まり、サイズアップの可能性がある。
11日の日曜は風がおさまってコンディション的にも上向いてきそう。
秋田・新潟などの北では10日の土曜日に東よりのオフショアが強まり、ウネリは抑えられてしまいそう。
なお、週末は台風14号の動向次第で予想が変わる可能性もあるので、波情報などを活用して最新の情報を参考にしたい。
(THE SURF NEWS編集部)