先週末は今季一番の強い寒気が入り、近畿地方では木枯らし1号が吹いた。
なお、この一週間は台風17号、18号が発生したものの、共にフィリピン方面から南シナ海方面へと西進して日本には接近しなかった。
現在、台風19号がフィリピンの東、台風20号がカロリン諸島を移動しているが、上空の太平洋高気圧が西に張り出し続け、台風の北上をブロック。
この二つの台風も日本付近には近づかない見込み。
ちなみに2020年は過去初めて7月の台風発生がゼロという記録もあり、台風による甚大な被害があった2019年と比べ、被害も少なかった。
来週は11月3日の文化の日に強い冬型の気圧配置となり、冬本番を思わせる冷え込みになる予想。
今後は台風よりも寒さ対策が必要な季節に突入する。
今の内に冬のウェットスーツ、ブーツやグローブの点検などを済ませた方が良いだろう。
週末の太平洋側、サイズがある場所は風が合わない見込み
今週末は高気圧の中心が北日本から東海上へ移動する模様。
関東では31日の土曜日をピークに北〜北東風が強まり、千葉・茨城はサイズアップする可能性があるが、コンディション的には期待出来ず、ハードになる場所もありそう。
風をかわす場所にサーファーが集まる傾向となりそう。
30日の金曜日の時点でヒザ前後のスモールとなっている湘南は強い風のピークが過ぎる11月1日の日曜日に西湘の一部で高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリが多少強まる可能性がある程度。
基本的にはスモールコンディションが続くことが予想される。
西日本では東〜北東風が吹き続き、風波や高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリでサイズアップする可能性がある。
国府の浜などの東よりのウネリに敏感な場所でのサーフィンが良さそうだが、基本的には風の影響が入ったコンディションが続くと考えた方が良いだろう。
日本海では30日の金曜日に季節風が強まり、風波でサイズアップ。
クローズアウトやハードコンディションが中心になりそうだが、週末は風がおさまり、回復が期待出来そう。
11月1日の日曜日に関しては南よりの風が強まり、ウネリは抑えられてしまうことが予想されるため、タイミング良く行動したい。
(THE SURF NEWS編集部)