9月に入ってすっかり秋めいており、これからは本格的な台風シーズンに入る。
ここ10年で台風の発生が最も多い月は8月と9月。
10月、11月も台風は発生しやすく、昨年は10月に6つの台風が発生している。
現在台風14号がフィリピンの東で猛烈に発達、午前9時50分発表の気象庁の予想によると11(土)〜12(日)にかけて沖縄県石垣島の南南西から南西海上を移動、13(月)〜15(水)にかけては東シナ海をゆっくりと北上する模様。
その後の動向は不明確だが、気象庁のGSMモデル(スーパーコンピューター)、米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデル、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によると17(金)には九州南部に接近、その後は本州の南岸をゆっくりと東進すると予想している。
3モデルが一致しているが、まだ予想は変わりやすいので最新の情報を参考にしたい。
週末の関東は東よりのウネリが頼みの綱
週末は高気圧圏内から12日の日曜日は本州の南海上に秋雨前線が延びる模様。
湘南では朝の内風が弱く、日中は南よりの風が入りやすくなる見込み。
週末を通して弱い南東よりのウネリが続く程度。
日中は風の影響も気になりそう。
千葉・茨城は10日の金曜日の時点で最大頭サイズの東よりのウネリがあるが、週末はサイズダウン傾向となることが予想される。
11日の土曜日は東〜南東風、12日の日曜日は南よりの風が入りやすくなる見込み。
サイズを求めるなら土曜日、波質を求めるなら日曜日に風をかわす場所を狙いたい。
西日本はスモールコンディション
西日本も同様に高気圧圏内から12日の日曜日は本州の南海上に秋雨前線が延びる模様。
関東と比べると日曜日は雨が降りやすくなる予報。
高気圧からの吹き出しによる弱い東〜南東ウネリが続く程度でスモールコンディションの週末が予想される。
風は朝の内弱く、日中は東よりの風、前線の動向次第では日曜日は南よりの風が入りやすくなる見込み。
宮崎に関しては比較的サイズがありそうだが、日中は東よりの風が入りやすくなる見込みなので、影響が気になりそう。
日本海は後半の北日本で風波が強まる程度
日本海も11日の土曜日は高気圧圏内。
風は弱いものの、穏やかなコンディションが予想される。
12日の日曜日は大陸からサハリン付近を移動する低気圧の影響などで北日本は南西風が強まる見込み。
秋田などは風波でサイズアップする可能性があるが、コンディション的には期待出来ない。
(THE SURF NEWS編集部)