徒歩並みの遅さで迷走している台風10号。
横断した九州では河川の氾濫や宮崎では突風による甚大な被害が生じている。
30日の金曜10時45分現在で大分県を北東進しており、今夜から明日31日の土曜にかけて四国を移動して1日の日曜には奈良県で熱帯低気圧に変わる模様。
勢力が弱まり、暴風域はなくなるが、今後は雨台風としての影響が続く予報。
関東は厳しい週末になる可能性も
週末の関東は台風10号や前線の影響などで南よりの風が強めに吹き続く見込み。
湘南や千葉の南向きの場所は大きくサイズアップする可能性があり、クローズアウトやハードコンディションが予想される。
茨城、千葉の南よりの風をかわす場所でも風が強過ぎで厳しい可能性がある。
台風から離れている関東でも神奈川県小田原市で記録的な大雨が降るなど十分な警戒が必要。
週末はサーフィンよりも災害対策を優先させたい。
西日本も基本的に厳しい予想
台風の進路上となる西日本は31日の土曜に南よりの風が強く、1日の日曜に熱帯低気圧に変わりながら東に抜けた後は北東風が強まる見込み。
強い南よりのウネリが入り、クローズアウトする場所が大半と予想される。
但し、台風が抜けた後は西から回復傾向となりそうなので、上級者の方はチェックしておきたい。
宮崎に関しては台風が遠ざかり、天候も回復してコンディションも落ち着く予想。
朝は風が弱く、日中は東よりの風が入りやすくなる見込みなので、早めに行動したい。
日本海は山陰で変化が出る可能性も
日本海では台風の移動に伴い山陰から北陸で東よりの風が吹き続く見込み。
特に山陰は風が強く、サイズアップする可能性がある。
台風から遠い東北は風が弱く、大きな変化はなさそう。
(THE SURF NEWS編集部)