2018年シーズンを怪我で棒に振ってしまったケリー・スレーターとジョン・ジョン・フローレンスが12月8日〜20日に開催されるCT最終戦『Billabong Pipe Masters』で復帰するとWSLが公表。
昨年、2年連続ワールドタイトルを獲得したジョン・ジョンは今年の『Corona Bali Protected』のフリーサーフィン中に膝を負傷して第6戦から5戦連続で欠場。
ケリーは昨年の『Corona Open J-Bay』でフリーサーフィン中に右足の中指と薬指を骨折。
4戦連続で欠場して最終戦の『Billabong Pipe Masters』には参加して9位に入ったものの、今年は開幕戦から欠場が続き、『Corona Open J-Bay』と『Surf Ranch Pro』の2戦のみの出場。
両者共にランキング30位以下で、来年は怪我人によるワイルドカードで出場する予定。
すでに公表されているヒート表を見るとR1でケリーはジョーディ・スミス、フレデリコ・モライスと対戦。
ジョン・ジョンはウェイド・カーマイケル、グリフィン・コラピントと対戦する。
その他、同じく怪我で欠場が続いていたブラジリアンのカイオ・イベリが復帰。
二枠用意されているワイルドカードはイベント前に開催されるトライアルで決定する。
『Billabong Pipe Masters』で7度の最多優勝記録を持つケリーと優勝経験こそないものの、パイプラインで最も上手いサーファーと言えるジョン・ジョンが加わることでガブリエル・メディナ、ジュリアン・ウィルソン、フィリッペ・トレードの3名によるワールドタイトル争いにも大きな影響を与える可能性がある。
ポルトガルでの『Meo Rip Curl Pro Portugal』の結果で最も有利となったガブリエル。
2014年にブラジリアンとして初のワールドチャンピオンになった彼が今年はブラジリアンとして初の2xを果たすことが出来るのか?
それともジュリアン、フィリッペが逆転して初のタイトルを手に入れるのか?
タイトル獲得のシナリオは以下の通り。
つまり、SFを勝ち上がった時点で決定。
もし、ガブリエルが3位(SF敗退)の場合、ジュリアン、フィリッペは優勝すればワールドタイトルを獲得。
もし、ガブリエルが5位(QF敗退)か、それ以下の場合、ジュリアン、フィリッペは優勝か2位(ファイナル進出)でワールドタイトルを獲得。
なお、『Meo Rip Curl Pro Portugal』で負傷、途中棄権したエイドリアーノ・デ・ソウザは欠場。
リプレイスメントはミゲル・プーポに与えられる。
Billabong Pipe Masters Round 1 ヒート表
Heat 1: Jordy Smith (ZAF), Frederico Morais (PRT), Kelly Slater (USA)
Heat 2: Owen Wright (AUS), Yago Dora (BRA), Miguel Pupo (BRA)
Heat 3: Italo Ferreira (BRA), Joan Duru (FRA), Keanu Asing (HAW)
Heat 4: Filipe Toledo (BRA), Matt Wilkinson (AUS), Caio Ibelli (BRA)
Heat 5: Julian Wilson (AUS), Tomas Hermes (BRA), Wildcard
Heat 6: Gabriel Medina (BRA), Connor O’Leary (AUS), Wildcard
Heat 7: Wade Carmichael (AUS), Griffin Colapinto (USA), John John Florence (HAW)
Heat 8: Kanoa Igarashi (JPN), Sebastian Zietz (HAW), Michael February (ZAF)
Heat 9: Michel Bourez (PYF), Ezekiel Lau (HAW), Ian Gouveia (BRA)
Heat 10: Conner Coffin (USA), Jeremy Flores (FRA), Jesse Mendes (BRA)
Heat 11: Kolohe Andino (USA), Adrian Buchan (AUS), Joel Parkinson (AUS)
Heat 12: Willian Cardoso (BRA), Michael Rodrigues (BRA), Patrick Gudauskas (USA)
(空海)