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12歳の少年がタヒチのチョープーでバレルをメイク!

世界には神童と呼ばれる生まれながらに類まれな才能を持った少年が存在する。

サーフィン界も然り。
例えば、ケリー・スレーター、ジョン・ジョン・フローレンスも少年時代から秀でていたし、その時代から現在の地位でさえ想像出来るサーファーだった。

2019年、神童と呼ばれるようなサーファーをあげると、昨年の「ISAワールドサーフィンゲームス」で12歳にしてアメリカ代表に選ばれて活躍したケイトリン・シマーズはどうだろうか?

彼女は今年の『USオープン』でジュニア2連勝を決め、北米リージョナルではダントツのトップ。
まだ身長が低く、同じジュニアの選手と比べると異様に見えるほどの差があるが、同世代の選手ではメンズよりもサーフィンは上手い。

他にもエアーショーに引っ張りだこのマウイ島出身の16歳、イーライ・ハンネマン。
ジョシュ・カーの娘、シエラ・カーがまだ11歳ながらすでにエアーやバレルをメイクするなど父親のDNAを受け継ぐサーフィンでメディアを賑わせている。

そして、今回紹介するのは、タヒチアンのナイキ・ヴァースト。
CT第7戦『タヒチプロ チョープー』の開催が控えているチョープーで兄カウリ・ヴァーストに押されながらテイクオフ。
ドロップからボトムターンをしてレールをセット、見事にバレルをメイクしてクールなプルアウトまで披露した。

驚くことにナイキは12歳。
兄は17歳。

タヒチアンのサーファーにとって’洗礼’とも言えるチョープーの波をクリアしたナイキ。
実は兄のカウリも12歳でチョープーの波を手懐けており、昨年は最も大きな日のチョープーにトーインでトライ。
16歳にして簡単に命さえ奪うような危険で巨大なバレルをメイクして注目されていた。



(空海)

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