現地時間1月13日、ISA(国際サーフィン連盟)は『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』の開催地を中米・エルサルバドルにすることを発表した。大会期間は5月9日〜17日。
今大会は2020年東京オリンピックの出場選手選考で2番目の優先順位。男子5名、女子7名の計12名の選手がこの大会で選ばれることになる。
例年通りデュアルポディウム開催(2会場での同時進行)となるが、使用される会場は「エル・スンサル」と、東へ約1kmの位置にある「ラ・ボカナ」の2ポイント。
「エル・スンサル」は『2019 サーフシティ エルサルバドル ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』、「ラ・ボカナ」は国内のコンテスト『ALAS Latin Pro』で使用され、共に成功を収めている。
『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』の開催は、エルサルバドルが掲げる5ヵ年の「サーフシティ」戦略の次のステップであり、美しいエルサルバドルのビーチの観光事業を促進する。
2019年のCTランキングから既に出場権を獲得している選手も、2020年東京オリンピックの参加を確定させるために、ISAの条件として今大会に出場が必須とされている。
そのため、宮崎県の木崎浜で開催された『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』同様に世界最高のナショナルチームが、エルサルバドルに集結することが予想される。
『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』では参加選手が2017年フランス大会の47カ国を上回る55カ国、240名の最多記録を更新。
ブラジルのイタロ・フェレイラ、ウィメンズはペルーのソフィア・ムラノヴィッチが優勝した。
『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』日本代表について
『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』の日本代表について、2019年12月に行われた日本サーフィン連盟の会見によると五十嵐カノア・村上舜・都筑有夢路・松田詩野の4名が決定。
男女残り1枠については、すでに発表されている強化指定選手とジュニア強化指定選手を加えた約80名が3月に鴨川(交渉中)で強化合宿を行い、その中から4月開催の『ジャパンオープン』の参加選手を選出。
『ジャパンオープン』で優勝した男女1名が『2020 ISAワールドサーフィンゲームス』の出場権を獲得する。
『ジャパンオープン』は、4月中旬から下旬に開催される予定だが、具体的な場所と日時は未定。
『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』で選出されたオリンピック代表
メンズ
□アフリカ
ラムジ・バークヒアム(MAR)
□アジア
村上舜(JPN)
□オセアニア
ビリー・ステアマンド(NZL)
□ヨーロッパ
フレデリコ・モライス(POR)
ウィメンズ
□アフリカ
ビアンカ・ベイタンタグ(RSA)
□アジア
松田詩野(JPN)
□オセアニア
エラ・ウィリアムス(NZL)
□ヨーロッパ
アナト・ルロアール(ISR)
(空海)