(2018年 セス・モニーツの信じられないエアリアル) PHOTO:© WSL / Morris

2020年の『Vans USオープン』は中止、来年の復帰を目指す

大原洋人の日本人初制覇、五十嵐カノアの2連覇、セージ・エリクソンの感動的な勝利、ジャドソン・アンドレのバレルからのピア下くぐり抜け、GOATことケリー・スレーターの10ポイントライドなど数々の名場面を生み出してきた世界最大のサーフィンイベント、『Vans US Open of Surfing』 

カリフォルニア・ハンティントンビーチを舞台にスケートボード、BMX、ライブなどがミックスチャーされ、観客動員数は約50万人と言われる真夏の祭典がコロナ禍により、2020年は中止が決定した。

6月頭の時点で世界の75%が国境を閉鎖中で7月以降のWSLイベント開催が不透明の中で発表された今回のビッグイベントの中止は予想出来たことだが、特に状況が好転しないブラジルなどのことを考慮すると仕方ないことだろう。

運営サイドは、ファン、アスリート、スタッフ、ローカルコミュニティの健康と安全を最優先にして慎重に検討した上で今回の決断を行ない、2021年の復帰の際にはイベントの更なる進化を目指すと声明を出している。

なお、WSLでは『今夏のVans US Open of Surfingは中止だが、あの瞬間を一生忘れない』と題し、カノアの勝利の瞬間を始めとした多くの動画を公開している。

Vans US Open Off This Summer But Here Are The Moments We’ll Never Forget|World Surf League

PHOTO:© WSL / Wilson

(空海)

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