米「Surfline」が主催する映像コンテスト『O’Neill Wave of the Winter』
今シーズンはローカルコンテストの『Da Hui Backdoor Shootout』の最中に撮影されたパイプラインでの松岡慧斗が1月のWeb投票でトップ。
更に2月はOTWで撮影された椎葉順がWeb投票でトップになる快挙を成し遂げ、最終選考のトップ10にも残っていたが、ジェリー・ロペスをヘッドジャッジとしたパンチョ・サリヴァン、シェーン・ドリアン、ショーン・ブライリーの4名による審査により発表された優勝は2xワールドチャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンスの弟、ネイザン・フローレンス。
『Da Hui Backdoor Shootout』の最中、バックドアからOTWにかけてのダブルバレルの映像だった。
■ジェリー・ロペス
「選考基準はまず波のクオリティが優先される。そして、スタイルを伴ったライディングの技術だね。ジャッジは最も印象的だった映像を個人的な主観で選ぶ。だから、多くの優れた候補があった今年は選考は難しかったよ」
「ネイザンはここ数年で凄いサーファーになっている。
全てのジャッジがそのことを知っていたし、今回の優勝も驚くことではないね」
■シェーン・ドリアン
「ネイザンが選ばれた理由は求めていた全てが含まれていたからだと思う。波は大きく、レイトドロップから彼は深い位置に留まり、スピードをつけてメイクした。2つのバレルセクション、それは他の映像よりも長かったよ。バックドアのリーフ全てを乗り切った感じだったね。でも、トップ10のライディングは全て凄かった」
■ショーン・ブライリー
「ネイト(ネイザン)は完璧な場所でテイクオフして最後までバレルに入り切っていた」
『O’Neill Wave of the Winter』は毎回サプライズ的な形で優勝を告げるのがお約束だが、今回ネイサンはQS1,500『Jack’s Surfboards Pro』出場のため、カリフォルニア・ハンティントンビーチにいた。
インタビューをするからと言われてオフィスに呼ばれた彼はいきなりシャンパンを浴びせられ、状況を理解するのに少し時間がかかっていたようだ。
「あのライトの波が入った時、大きくダブルアップしてくるように見えたんだ。それはバックドアからOTWに向かって延びていたから少し躊躇したんだ。でも、あの朝のヒートは凄い興奮していて、とにかく乗ってしまったのさ。テイクオフしてスピードをつけ、バックドア、OTWのチャンネルで変な感じになったけど、スピットと共に吐き出され、前が見えなかった。フォームボールを耐えようとしたのにそれがなく、波は再び大きく開いてきたんだ。再度スピードをつけてOTWでのボーナスセクションを獲得した。本当に信じられない感じだった」
『O’Neill Wave of the Winter』で見事優勝したネイザンには賞金US25,000ドル(日本円にして約262万円)が贈られた。
Nathan Florence Wins O’Neill Wave of the Winter
(空海)