8月11日から15日にかけ、イギリス南西部のコーンウォールで開催されたサーフィンと音楽のフェスティバル『Boardmasters』で約4700人が新型コロナウイルスに感染した可能性があると、英メディアが報じた。
『Boardmasters』は日本で言う「Greenroom Festival」や「FUJIROCK」に「湘南オープン」を掛け合わせたようなイベントで、複数の音楽ステージでのライブ演奏のほか、サーフィン大会やヨガセッション、キャンプサイトなども用意されている。
サーフィンは例年、WSLのQS1000イベントが開催されており、2018年には田中大貴が2位、2017年には野呂海利が2位で表彰台に上っている。
今年のサーフィンイベントはWSではなくローカル大会としてショートボード・ロングボード・ジュニアの大会を開催。5日間に渡って開催された音楽フェスも合わせて、延べ50000人が参加した。
英メディアによれば、イベント終了後多くの人が「Boardmastersに参加した後にコロナウイルスに感染した」とSNSに投稿したという。
自治体当局は「PCR検査で陽性と診断された4700人がBoardmastersに参加していたと証言しており、感染者のうち4分の3が16~21歳の若者」「キャンプ、ビーチイベント、パーティーのどこで感染したかは不明」と説明している。
会場ではPCR陰性証明またはワクチン接種済み証の提出を求めていたが、マスクの着用は任意となっていた模様だ。
ちなみに、日本でも先週末「FUJIROCK FESTIVAL」が開催され、会場には3日間で延べ3万5千人が来場。オリンピックと同様に開催には賛否両論あったが、本日時点で会期中に陽性者は確認されていないと主催者は報告している。
(THE SURF NEWS編集部)
(参考)
Boardmasters: 4,700 Covid cases ‘may be linked’ to Newquay festival|BBC News
Boardmasters: nearly 5000 Covid cases potentially linked to festival so far|CornwallLive