2022年2月16日の夕方5時頃、シドニー南部のリトルベイビーチに近いバカンポイントでシャークアタックが発生。
被害者の身元は明かされていないが、サーファーではなく、海で泳いでいたスイマーとのこと。
釣り人が丁度襲われる瞬間を目撃、死体の半分がサメに食いちぎられていたとか…。
2020年世界のシャークアタックの統計を見てもオーストラリアは世界2位に件数が多く、サーフィン中の割合は半数以上を占めている。
オーストラリアでも被害が多いのは人気が少ない郊外の海が大半だが、今回はシドニーの中心地から約16kmほどしか離れていなく、この周辺のシャークアタックの被害は実に1963年以来、約60年ぶりということだ。
このシャークアタックによって近くのボンダイ 、ブロンテを含むビーチが閉鎖され、サメの餌を沖に設置してドローンでサメの捜索活動を行なっている。
同じ週の日曜日にマルーブラで予定されていた数千人のスイマーが参加するチャリティーイベント『Murray Rose Malabar Magic Ocean Swim』も安全を確保できないとして今年は中止になった。
なお、シャークアタックが多いNSW州では政府が近くでサメを検知すると、泳ぐ人やサーファーにリアルタイムで警告を発する「SharkSmart」というアプリを提供している。
その他、監視局、シャークネット、監視ドローンなど対策を練っている。
(空海)