(2018/11/14 寄付金受付団体一覧を追記)
カリフォルニア州で発生している大規模な山火事について、日本でも大きく報じられているが、マリブ在住のサーファー達にも被害が出てきていることが分かった。
カリフォルニアで起きている3つの山火事、史上最悪の死者数。
カリフォルニアでは、夏の終わりから秋にかけ、その乾燥した気候とサンタ・アナと呼ばれる季節風により、毎年のように山火事が起きる。
現在、以下3つの大規模な山火事が起きており、トランプ大統領は今回の山火事を「大規模災害」と宣言。北部では史上最悪の死者数を記録している。
・カリフォルニア北部の山火事:キャンプ・ファイア(Camp Fire)
8日朝に燃え始め、2万7000人が住む町「パラダイス」を燃やし尽くした。現地メディアによると、11日までに42名の死亡が確認されており、カリフォルニア州史上最悪の死者数となった。
・カリフォルニア南部の山火事:ウールジー(Woolsey)とヒル(Hill)
8日に発火し、マリブ地区まで燃え広がった。これまでに、少なくとも2名が亡くなり、435の建物が完全焼失しているが、今後も被害拡大が懸念されている。
ハリウッドセレブも多く住むマリブ地区。キム・カーダシアンは自宅から避難を余儀なくされ、マイリー・サイラスの家も焼失したと報じられている。
また、この周辺には映画やテレビの撮影施設も多く、人気テレビドラマ「ウエストワールド」のセットが全焼するなどの被害が出ている。
WSLのコメンテーターやレイアード・ハミルトンにも被害
WSLコメンテーターのストライダー・ヴァシレフスキも、今回の被害者の一人で、自宅が焼失した。妻と3人の息子と住むマリブの家は、2015年にNewYorkTimes紙にも取り上げられたこともあった。
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レイアード・ハミルトンは、避難勧告が出たにも関わらず、自宅で待機。プールの水で炎を食い止め、家を守ったという。
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その他にも、マリブから18マイル北にあるサーフポイントZuma Beachの駐車場が、避難所兼消防団の拠点として利用されたり、マリブ周辺の道路一帯が通行止めになるなど、近隣サーフコミュニティにも影響が出はじめている。
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これら一連の流れを受けて、WSLは現地の各団体を通じて寄付をしたことを発表。以下5つの団体では、個人からのサポートも受け付けている。
■寄付金受付団体一覧
Los Angeles Fire Department
Wildfire Relief Fund
United Way of Greater Los Angeles
United Way of Northern California
Humane Society of Ventura
現地新聞ロサンゼルスタイムスは、関連ニュースの速報や現地写真を公開。
California fires live updates|Los Angels Times
(THE SURF NEWS編集部)
以下Googleの災害マップでは、山火事の影響範囲・交通情報などを配信。
2018南カリフォルニア山火事マップ| Google Crisis Response