昔から入場料を徴収するベルズ戦や昨年から開催されたケリー・スレーターのウェイブプール「サーフランチ」を舞台とした『Surf Ranch Pro』を除くとWSLのイベントはQSでもCTでも無料開放。
期間中に足を運べば誰でも自由に観戦が可能だが、プロスポーツとしてより良い方向性を打ち出しているWSLは2019年のCTでカーレースのパドックパスのようなVIPパスの販売を開始した。
VIPパスの料金
すでにWSLの販売ページから購入可能なこのVIPパスは、4月3日〜13日にオーストラリアのゴールドコーストで開催される『Quiksilver Pro Gold Coast』&『Boost Mobile Pro Gold Coast』のフルイベントパスで1,299AUD(日本円で約102,511円)、一日限定のデイリーパスは299AUD(日本円で約23,600円)
デイリーパスは予め希望日を指定して購入するが、コンテストが行われない場合は料金は請求されない仕組みになっている。
フルイベントパス、デイリーパス共にVIPラウンジでのスクリーンによる観戦、無料の飲食が含まれ、選手との交流も可能。
フルイベントパスにはVIPウェイルカムバッグ、クーランガッタでのコンサートのVIPアクセスもプラスされる。
対象イベント
VIPパスはオーストラリアレッグの3イベント、ゴールドコースト、ベルズ、マーガレットリバー。
バリ島・クラマス、南アフリカ・J-Bay、タヒチ・チョープーの計6イベントで販売中。
ブラジルも3月20日から販売が予定されている。
宿泊付きのオデッセイパス
更にゴールドコースト、ベルズ以外は、現地の宿やアクティビティを含めたオデッセイパスの販売もある。
例えば、日本から最もアクセスしやすいバリ島・クラマスのオデッセイパスはシングルで13,299AUD(約1,050,000円)と高額だが、ビーチフロントのコムネリゾート、プールスイートの宿泊費、食事代に加え、プールサイドやVIPラウンジでの観戦、無料ドリンク込み。
更に、レイデイの日にはナイトサーフィン、滝がある場所へのハイキング、サンライズヨガなどの2回分のアクティビティ、スペシャルパーティー、コンサートの招待など日常では体験出来ない文字通りのVIP待遇を受けることが可能だ。
なお、2018年『Vans US Open of Surfing』ではVIPパスがフルイベントパスで1,499USD(日本円で約167,000円)、デイリーパスが199USD(日本円で約22,000円)で販売。
VIPデッキでの観戦、朝食、昼食、飲み物、特別イベントギフト、30分の舞台裏ツアー、VIPパーキングパスなどが含まれ、売れ行きは好評だったようだ。
WSL VIPパス販売ページ:http://www.worldsurfleague.com/tickets
(空海)