3月30日、千葉県鴨川市の東条海岸(通称マルキポイント)にて、 「2019サーフィン強化合宿」の1日目が行われた。
2020年東京五輪選考において重要なイベントである「ジャパンオープン」の選考会も兼ねた今回の合宿には、「2019年サーフィン強化指定選手」のうち五十嵐カノアを除く男子49名女子25名の全74名が招集された。
今回の合宿のメインとなるヒートは、通常のフォーマットではなく、20分間の4人ヒートを全選手が2ヒートこなす形式で実施。男子が13ヒート、女子7ヒートを2回ずつ行い、各ヒートでのベスト2スコア(1選手あたりベスト4本)の合計点で順位が決まる。
初日は、女子の全戦と男子の1回戦を消化。2日目には、今回の合宿の結果に基づいて、5月のジャパンオープン出場者男女各16名が発表される予定だ。ジャパンオープンで優勝すると、9月のISAワールドサーフィンゲームスへ“日本代表波乗りジャパン”としての出場が決まり、そこでアジア1位になると、2020年東京オリンピックの出場候補となる。
五輪選考においてクリティカルパスとなる今回の合宿には、昨年以上に多くの報道陣が終結。選手たちは自分のサーフィンをアピールすべく試合に挑みながら、大原洋人や今年から登録籍を日本に変更した前田マヒナを始め多くの選手がマスコミからの取材にも対応した。
合宿2日目は、残っている男子のラウンド2のほか、座学などが実施される予定。
「日本の波でよりよいパフォーマンスが見せられるように今練習してます。」
「ほかの女子選手のサーフィンを見ていると、その選手の成績に関わらず、自分にもまだまだ伸ばせるところがあるんだと気づかされて、いつもやる気がでます。」
「日本の女子の中で一番になって、オリンピックではゴールドメダルを取りたい。」
前田マヒナ