2020年東京オリンピックに向け会場整備が進む釣ヶ崎海岸(志田下)周辺 Photo:THE SURF NEWS

着々と進みだした五輪サーフィン会場整備。組織委員会が一宮住民説明会を実施。

説明会後半の質疑応答では「期間中にもし波が無かった場合はどうなるのか」との質問も挙げられた。

競技の日程は4日間、この期間中に競技を行うのが前提ではあるが、本当に波が無い、開催が難しい場合の予備日などはどうするのか、この「コンティンジェンシープラン」については既に協議をはじめており検討中。これらの取り決めは、今年8月のIOC理事会で承認を得る必要があるため、これから具体的なプランが決まっていく、とのこと。
海岸への砂入れなど、地形改善のための工事や施策は特に予定していない。

木更津のウェーブプール使用の可能性は?

参加者からの質問には、既に建設計画の中断が噂されている千葉県木更津のウェーブプールの利用についても質問が挙がったが、組織委員会側の回答としては、「私達が把握している限りでは、そのような計画や予定はありません。」とした。


なお、今回の説明会に参加した一宮町長の馬淵氏は、冒頭より「オリンピックではサーフィン競技が始めてということもあり、 まだまだ調整事項が多く、公表できない内容もあり心苦しい限り。町の皆様としては、なかなか全体状況が見えて来ずはがゆい気持ちもあると思うが(このような説明会で)気持ちを高める良い機会にして頂きたい。」とし、「オリンピック開催の経験は、この先もなかなか無いものと思う。皆さんと一緒になんとしても成功に導き、オリンピック終了後も町全体に良い効果を波及させたい。」など開催に向けての意欲を語った。

今年7月13日には、オリンピックまで1年となる記念イベントも開催される予定。THE SURF NEWSでは、引き続きオリンピック関連の情報をお伝えしたい。

一宮町中央公民館の大会議室にて説明会を実施 Photo:THE SURF NEWS
オリンピック組織委員会をはじめ、一宮町や神奈川県の各担当者も列席 Photo:THE SURF NEWS
志田下の駐車場南側が「自然公園」となる予定 Photo:THE SURF NEWS
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