日本を代表するパイプライナーで、『Billabong Pipe Masters』の日本語放送のメインMCを務める脇田貴之の長男、脇田泰地が世界最大の波情報サイト「Surfline」が主催する映像コンテスト『O’Neill Wave of the Winter』にノミネートされた。
この賞は過去にケリー・スレーター、ジェイミー・オブライエンも獲得したことがある名誉あるもので、賞金もUS25,000ドル(日本円にして約280万円)と高額。
今年の他のノミネート映像にはジョン・ジョン・フローレンス、トリー・マイスター、キーレン・ペロー、コア・ロスマンとそうそうたる顔ぶれだ。
『O’Neill Wave of the Winter』は、オアフ島・ノースショアのベストシーズンでのバレルが対象となり、主にパイプラインとバックドア。
WSLのイベント中の映像は対象外となり、フリーサーフィンがメイン。
2017/2018シーズンは2017年11月1日〜2018年2月28日の期間。
ジャッジはジェリー・ロペス(ヘッドジャッジ)、パンチョ・サリヴァン、シェーン・ドリアン、ショーン・ブライリーの4名。
脇田泰地が残した映像は2018年1月3日のパイプライン。
この日は前日に入った西北西ウネリが残り、特にバックドアからOTWが良くなり、多くのカメラマンを交えた大セッションになっていた。
パイプラインがフロントサイドになる脇田泰地は誰よりも奥のピークからテイクオフ。
見事にバレルに包まれ、スピット共に姿を現していた。
19歳にして父親譲りのバレルライドを形に残した脇田泰地。
グローバルに活躍する彼に今後も注目したい。
脇田泰地
1998年9月20日生まれ
19歳
神奈川県藤沢市出身
家族と共にハワイのノースショアを拠点に活動。
グロム時代から数々の結果を残し、日本では2016年にJPSAデビュー。
ランキング16位で、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2017年JPSAランキング14位。
父は日本を代表するパイプライナー脇田貴之。
妹は2017年JPSA2位の脇田紗良。