コンテスト4日目を迎える「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」。本日は女子のラウンド6と、リパチャージラウンド8以降の全ヒートが進行。ファイナルまで終了した後に男子ラウンド1がスタートし、ヒート21までが終了した。
会場となる宮崎木崎浜は、昨日までと比べ若干サイズダウンはしたもののまだ十分なサイズをキープし、女子ファイナルデーまで勝ち残った世界トップの選手らが引き続き見応えのあるパフォーマンスを披露。
また、ISAコンテストでは、WSLや日本国内の一般的なコンテストとは異なり、各選手共に一度だけ負けることが許される“ダブル・エリミネーション方式”を採用。メインラウンドを敗退しても、敗者復活戦となるリパチャージを勝ち続けることによりグランドファイナルに進むことができるのも、見どころのひとつ。
ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、キャロライン・マークスなど、優勝候補筆頭と思われたCT選手らがメインラウンドを次々と敗退し、むしろリパチャージの方が濃いメンバーになるなど見応えのあるヒートが続いた。
そんな中、メインラウンドで一度も敗退することなくストレートでファイナルに駒を進めたのは、シルバナ・リマ(BRA)とソフィア・ムラノビッチ(PER)、リパチャージからはカリッサ・ムーア(USA)、ビアンカ・ブッテンダグ(RSA)がファイナルへの切符を手にした。
注目のファイナルではライト・レフト共に波数もあり各選手がトータル12pt台を揃える接戦の中、7.20ptのラストライドで逆転に成功したのは、元CTのソフィア・ムラノビッチ。
現在36歳の彼女がこのグランドファイナルでも現役CT選手らを退け、トータル13.80ptで見事金メダルを獲得した。
そして午後からは、いよいよ男子のラウンドがスタート。オープニングヒートからジュリアン・ウィルソン(AUS)、フィリッペ・トレド(BRA)などのビッグネームが次々と登場する中、波乗りジャパンからは昨年銀メダルの五十嵐カノアがヒート13に登場、トータル14.50ptで1位アップ。
なお五十嵐カノアのヒートからは、ビーチのギャラリーも急増。平日とは思えないほどのファンが詰めかけ観戦するなか、ヒート17では“キング”ケリー・スレーターも登場し、ギャラリーの熱気も最高潮!
続くヒート21では、期待の大原洋人も登場しラウンド1を快勝。ラウンド2へ駒を進めた。
本日のスケジュールは、男子ラウンド1の第28ヒートで終了。村上舜がクレジットされている29ヒート以降は明日へ持ち越しとなった。
明日のファーストコールはam7:30、予定では、8:00より団体戦「アロハカップ」が行われ、ファイナルまで進行。
男子ラウンド1の残りヒートは、am11:40頃を目処に再開される予定。
コンテストの進行スケジュールは流動的なため、現地の情報は引き続き特設サイトにてお知らせします。
「2019 ISA ワールドサーフィンゲームス」オープンウィメン結果
金 ソフィア・ムラノビッチ(PER)
銀 シルバナ・リマ(BRA)
銅 ビアンカ・ブッテンダグ(RSA)
カッパー カリッサ・ムーア(USA)
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(THE SURF NEWS編集部)