9月11日、 『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』は大会5日目を迎え、朝か
国別チーム対抗戦「Aloha Cup」が開催され、オーストラリアチームが優勝。また、男子ラウンド1のヒート29から36も行われ、日本代表の村上舜が大会最高得点となるヒートトータル16.50をマークした。
国別対抗リレー戦「アロハカップ」
アロハカップとは、 各国の代表選手がリレー形式で演技を行う団体戦のスペシャルティイベント。
各国のチームは男女各2名の計4名で構成され、一人が最大2本の波に乗って、岸のスタートラインまで戻り、次の選手にバトンタッチするルール。今回は1ヒート45分で、4名のライディング合計8本分のスコアがカウントされる。
制限時間内で良い波をセレクトする技術が鍵だが、選び過ぎても次の選手の時間を奪うことになり、悪い波に乗るとスコアが伸びずという難しい勝負でもある。
また、次の選手がライディング開始するためには、前の選手が基地となるテントまで戻ってくることが条件となるため、ライディング前後のビーチダッシュも勝負の肝になる。
別名「フレンドリーマッチ」と呼ばれるほど、個人戦と比べてピースフルな雰囲気が漂うこのイベントは、通常のヒートとはまた異なる面白さがある。
アロハカップに参加できるのは、原則前大会の団体上位7カ国+開催国。
ケリー・スレーターが猛ダッシュするも制限時間オーバー
第1ヒートでは日本、南アフリカ、ペルー、アルゼンチンが対戦し、ジョーディ率いる南アフリカチームが1位通過。日本は、脇田紗良、松田詩野、大原洋人、五十嵐カノアの4名で2位通過した。
第2ヒートではオーストラリア、アメリカ、フランス、スペインが対戦し、オーストラリアが1位通過、アメリカが2位通過。 ケリー・スレーター、カリッサ・ムーア、コートニー・コンローグ、サリー・フィッツギボンズ、ジェレミー・フローレスなど、豪華すぎるメンバーが一つのヒートに参加した。
アロハカップ決勝では、アメリカのアンカーを務めたケリーは3.2ptをスコアしトップになるが、最後の一本がインサイドまで繋げられず、ヒート終了20秒前に海から上がり、テントにダッシュ。しかし、制限時間内にたどり着けず、ペナルティでマイナス5点。
日本の五十嵐カノアも、時間オーバーとなり同じくペナルティで減点。1位オーストラリア、2位南アフリカ、3位アメリカ、4位日本となった。
村上舜が大会最高得点を記録!
男子ラウンド1のヒート29では村上舜が登場。スイスをスウェーデンの選手を相手に、16.5ptの大会最高得点をマークし、ラウンド2へコマを進めた。これにより昨日ヒートのあった五十嵐カノアと大原洋人を含め、日本代表男子は3人ともラウンド2へコマを進めている。
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