10月17日、チャンピオンシップツアー(CT)を主催するワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、五十嵐カノアが2020年東京オリンピックの出場権を獲得したことを発表した。
本日ポルトガルで開幕したCT第10戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』で、五十嵐カノアがラウンド1(Seeding Round)を勝ち上がったタイミングで公表された。
東京五輪出場選考イベントの中で、一番優先度の高いWSLの2019年CTランキング。五輪出場枠全40名のうち、男女計18名の枠が割り当てられており、その内訳はメンズの上位10名、ウィメンズ上位8名となる。さらに各国最大2名ずつという制限もある。
2019年のCTは、開催中のポルトガル戦を含めると残り2戦。すでに最終ランキングも固まりつつあり、前回のフランス戦で3名の出場権獲得が公表されており、五十嵐カノアはCTランキングからは4人目の出場確定となる。WSLは今回の発表にあたり“provisional(暫定的)”と表現しているが、これは五輪出場要件として「2020年ISAワールドサーフィンゲームス」への出場などが含まれているため。
なお、日本代表からは、今年9月に宮崎で開催された『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』で、村上舜と松田詩野が条件付ながら出場権を獲得している。
(THE SURF NEWS編集部)