都筑有夢路 Photo by Matt dunbar/WSL

都筑有夢路が正式に登録!WSLが2020年チャンピオンシップツアーのメンバー発表

2019年の最後を締めくくる『ビラボン パイプ マスターズ』が終了してWSLのチャンピオンシップツアー(通称CT)は来年3月の開幕戦までシーズンオフに入る。

2019年はカリッサ・ムーアが4度目のワールドタイトルを獲得、イタロ・フェレイラが初のワールドタイトルを獲得した。

12月23日、クリスマス前にWSLは2019年のランキングを元に2020年のCTメンバーを発表。
カリッサ・ムーアの休暇宣言によって繰り上がった都筑有夢路の名前も正式に入っている。

メンズ34名

遂にクオリファイを決めたジャック・ロビンソン
PHOTO:© WSL/Keoki

メンズは、今季CTトップ22とQSのトップ10、2つのワイルドカードによる34名で構成される。

ルーキーは今年のトリプルクラウンや、第2戦のサンセットビーチで圧勝したロボことジャック・ロビンソン(AUS)、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)、モーガン・シビリック(AUS)の3名。

返り咲き組はフレデリコ・モライス(PRT)、アレックス・リベイロ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)、イーサン・ユーイング(AUS)、コナー・オレアリー(AUS)の5名。

ツアーとコンペティションの責任者(旧:WSLコミッショナー)であるパット・オコーネルによると2枠あるワイルドカードの内、1枠はエイドリアーノ・デ・ソウザが確定。

もう1枠はレオナルド・フィオラヴァンティ、マイキー・ライトの両者が医療機関の評価によって公平と確認されたため、話し合いとイベントパートナーの協力で2020年の最初の3イベント、ゴールドコースト、ベルズビーチ、マーガレットリバーに二人共参加出来るように手配をして成績が良かった方に2番目のワイルドカードを与えるとのこと。

QSトップでCTに返り咲いたフレデリコ・モライス
PHOTO:© WSL/Keoki

2019年トップ22
イタロ・フェレイラ(BRA)
ガブリエル・メディナ(BRA)
ジョーディ・スミス(ZAF)
フィリッペ・トレド(BRA)
コロへ・アンディーノ(USA)
五十嵐カノア(JPN)
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ケリー・スレーター(USA)
オーウェン・ライト(AUS)
ジェレミー・フローレス(FRA)
ジュリアン・ウィルソン(AUS)
セス・モニーツ(HAW)
ミシェル・ボウレズ(PYF)
ライアン・カリナン(AUS)
ジャック・フリーストーン(AUS)
グリフィン・コラピント(USA)
カイオ・イベリ(BRA)
ウェイド・カーマイケル(AUS)
エイドリアン・バッカン(AUS)
コナー・コフィン(USA)
ピーターソン・クリサント(BRA)
ヤゴ・ドラ(BRA)

2019年QSトップ10
フレデリコ・モライス(PRT)
ジャドソン・アンドレ(BRA)
マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)
ジャック・ロビンソン(AUS)
アレックス・リベイロ(BRA)
ミゲル・プーポ(BRA)
イーサン・ユーイング(AUS)
コナー・オレアリー(AUS)
デイヴィッド・シルヴァ(BRA)
モーガン・シビリック(AUS)

ワイルドカード
エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)
未定:レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA) または マイキー・ライト(AUS)


ウィメンズ17名

2019年QSランキングトップでCT入りしたイザベラ・ニコルス
PHOTO:© WSL/Dunbar

ウィメンズはトップ10とQSのトップ6、1つのワイルドカードの17名で構成される。

ルーキーはイザベラ・ニコルス(AUS)と都筑有夢路(JPN)の2名。
以下リストには来季休暇宣言をしたカリッサの名前が入っているが、この枠にブリッサ・ヘネシー(CRI)が入り、一つ空いたQSのスポットに都筑有夢路(JPN)が入る形。

返り咲き組はセージ・エリクソン(USA)、キーリー・アンドリュー(AUS)の2名。
ワイルドカードはタイラー・ライト(AUS)

2019年トップ10
カリッサ・ムーア(HAW)
キャロライン・マークス(USA)
レイキー・ピーターソン(USA)
ステファニー・ギルモア(AUS)
サリー・フィッツギボンズ(AUS)
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
コートニー・コンローグ(USA)
ジョアン・ディファイ(FRA)
マリア・マニュエル(HAW)
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)

2019年QSトップ6
イザベラ・ニコルス(AUS)
ブロンテ・マコーレー(AUS)
セージ・エリクソン(USA)
ブリッサ・ヘネシー(CRI)
メイシー・キャラハン(AUS)
キーリー・アンドリュー(AUS)
都筑有夢路(JPN)

※カリッサ・ムーアの来季休暇宣言により、ブリッサが繰り上げ。空いたQS枠に、都筑有夢路(JPN)が入る。

ワイルドカード
タイラー・ライト(AUS)

2020年 チャンピオンシップツアー スケジュール

2020年は「Gランド」が復活する
PHOTO: © Quiksilver / Testemale

2020年のCTメンバーと併せてWSLはツアースケジュールも発表。
目玉はバリ島のクラマスに変わってインドネシアのジャワ島東部の「Gランド」が復活したこと。
タバルア島のレストランツをもっとパーフェクトにしたような長いバレルが特徴のこのポイントでは、1995年、1997年にCTが開催され、ケリー・スレーター、ルーク・イーガンが優勝している。
まさにドリームツアーの舞台にふさわしい世界有数の波で21世紀のトップサーファーがどんなサーフィンをするのかに注目したい。

なお、2020年東京オリンピックに初めて競技として採用されるサーフィンにはCT選手も多数参加するため、オリンピック開催中の7月26日〜8月9日の17日間はスケジュールを外す考慮もされている。

メンズ
▪️3月26日〜4月5日
 第1戦『Corona Open Gold Coast』
▪️4月8日〜4月18日
 第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』
▪️4月22日〜5月2日
 第3戦『Margaret River Pro』
▪️6月4日〜6月14日
 第4戦『Quiksilver Pro G-Land』
▪️6月18日〜6月27日
 第5戦『Oi Rio Pro』
▪️7月7日〜7月19日
 第6戦『Corona Open J-Bay』
▪️8月26日〜9月6日
 第7戦『Tahiti Pro Teahupo’o』
▪️9月15日〜20日
 第8戦『Michelob ULTRA Pure Gold Freshwater Pro』
▪️10月1日〜10月11日
 第9戦『Quiksilver Pro France』
▪️10月14日〜10月25日
 第10戦『Meo Rip Curl Pro Portugal』
▪️12月8日〜12月20日
 第11戦『Billabong Pipe Masters』

ウィメンズ
▪️3月26日〜4月5日
 第1戦『Corona Open Gold Coast』
▪️4月8日〜4月18日
 第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』
▪️4月22日〜5月2日
 第3戦『Margaret River Pro』
▪️6月4日〜6月14日
 第4戦『Quiksilver Pro G-Land』
▪️6月18日〜6月27日
 第5戦『Oi Rio Pro』
▪️7月7日〜7月19日
 第6戦『Corona Open J-Bay』
▪️9月15日〜20日
 第7戦『Michelob ULTRA Pure Gold Freshwater Pro』
▪️10月1日〜10月11日
 第8戦『Quiksilver Pro France』
▪️10月14日〜10月25日
 第9戦『Meo Rip Curl Pro Portugal』
▪️11月25日〜12月6日
 第10戦『Hawaii Pro』

2020年東京オリンピック出場選手

『ビラボン パイプ マスターズ』の表彰式ではオリンピック出場選手が壇上に並んだ
PHOTO:© WSL/Sloane

2020年東京オリンピックで初めて競技として採用されるサーフィン。
2019年CTランキングは選手選考の優先順位のトップとなり、メンズ10名、ウィメンズ8名の枠が定められ、国別で最大2名の選手が決定した。
ISAとIOCのクオリファイの条件を満たし、各国オリンピック委員会によって選出されたリストは以下の通り。

アメリカ
カリッサ・ムーア、キャロライン・マークス、コロへ・アンディーノ、ジョン・ジョン・フローレンス

オーストラリア
ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、オーウェン・ライト、ジュリアン・ウィルソン

ブラジル
タティアナ・ウェストン・ウェブ、シルヴァナ・リマ、ガブリエル・メディナ、イタロ・フェレイラ

フランス
ジョアン・ディファイ、ジェレミー・フローレス、ミシェル・ボウレズ

コスタリカ
ブリッサ・ヘネシー

南アフリカ
ジョーディ・スミス

日本
五十嵐カノア

参考記事:Championship Tour Class of 2020|World Surf League

(空海)

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