毎年、南半球の夏になるとニュースとして聞こえてくるオーストラリアのブッシュファイヤー(森林火災)。
発生原因としては夏場の乾燥と高温に加え、森林エリアのユーカリの葉が油分を含んでいることから自然発火するのが大半です。
私がオーストラリアに住んでいた頃もブッシュファイヤーは特段珍しいものではなく、私が住んでいたエリアでも火災となっている様子を目にしましたが、特に大きなニュースにはならないレベルでした。
いわゆる季節ごとに訪れる毎年恒例の自然災害といった感じでしたが、大きなニュースとなっている今年のブッシュファイヤー。
大きく取り上げられることになった理由は、これまで以上に大規模なブッシュファイヤーへと発展してしまったためです。
規模の大きさを他国の大規模火災と比較すると、2018年のカリフォルニアでのワイルドファイヤーの2倍近いエリアに燃え広がり、2019年のアマゾン熱帯雨林火災と比べて焼失面積は5倍とのこと。
被害としては、現時点までにおいて少なくとも死者は25名とこれほどの規模にしては幸いにして少ないものの、動物は5億匹ほど犠牲になったと言われています(その内、コアラは8,000頭ほど)。
このような状況の中、オーストラリア支援の動きは世界中のあらゆる分野において広まっていて、サーフィン界も例外ではありません。
オーストラリアはサーフィン大国であり、CTイベントが3つも開催されるスペシャルな国ですからね。
上記SNS投稿はアルビー・レイヤーによるもので、「考えたり祈ったりするんじゃなくて、募金して救おう」とアルビーらしいストレートかつシンプルな内容。
ミック・ファニングやレイキー・ピーターソンは、自分のサーフボードをチャリティオークションに掛け、集まった基金を支援金にするという考えです。
このようにオーストラリアでの被害に胸を撃たれ、真剣に募金活動を訴えかけるものがいる一方、今回の災害を利用したチャリティ詐欺を行っているものもいるそうです。
そこで募金を考えている方は、ワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)が紹介している下記団体を参考にして見て下さい。
・The Salvation Army
・The Australian Red Cross
・NSW Rural Fire Service
・Country Fire Association of Victoria
・South Australian Country Fire Service
・WIRES
参照記事
Australia Fires: We Are All In This Together|World Surf League
Australia’s Coastlines are Engulfed in Flames|SURFER