オリンピックの最多メダル獲得国、アメリカ。
その数は2522個と2位のソビエト連邦に1000個以上の大差を付けている。
当然、国内での注目度も高く、2020年東京オリンピック開催に向けてアメリカ代表選手がメディアに露出する機会が増えている。
東京オリンピックでデビューするサーフィンには、CT枠からコロへ・アンディーノとジョン・ジョン・フローレンス、カリッサ・ムーア、キャロライン・マークス。
ワールドチャンピオン2人と18歳の天才ガール、ツアーのベテランの計4名の出場が決定している。
アメリカ代表がNBCのニュース番組に出演
CT歴8年のベテラン、コロヘ・アンディーノ。
すでに父親のディノ・アンディーノを超えたサンクレメンテのセレブがNBCのニュース番組に出演。
NYのロックフェラーセンターの広場でマイクを持ち、オリンピックでメダルを持ち帰る可能性を聞かれると「ん〜100%かな。いや、10〜100%!素晴らしいチームが誕生したよ」と答えた。
ウィメンズの代表2人、カリッサ・ムーアとキャロライン・マークスも昨年末NBCのニュース番組に出演。こちらはスタジオでのオリンピックショーで、サーフィンのルールや用語などを伝えていた。
なお、もう1人の代表、ジョン・ジョン・フローレンスは今のところ’この手のメディア’を避け、マイペースで趣味に没頭。
現在はオーストラリアのセーリングの金メダリスト、トム・ストリングスビーとセーリングを楽しんでいるようだ。
コロヘとキャロラインがレイカーズの本拠地へ
NYでNBCのニュース番組に出演したコロヘは、飛行機でカリフォルニアに戻り、LAにあるNBAのレイカーズの本拠地「ステイプルズ・センター」へ向かった。ホームゲームのセンターコート上に立ち、チームメイトのキャロライン・マークスと、コーチのブレット・シンプソン、USA Surfingのグレッグ・クルーズCEOと合流。
サーフィンのアメリカ代表として大観衆の前で華やかに紹介された。
実はレイカーズとサーフィンのアメリカ代表は密接な関係にある。今年1月にヘリコプター事故で亡くなった「ミスターレイカーズ」コービー・ブライアントのアカデミーで合宿をしているのだ。
レイカーズのセンターコート上に立ったアメリカ代表はオリンピック出場に向けて以下のコメントを残している。
「とても嬉しいし、東京で戦うのが本当に楽しみさ。私はこの国を愛しているし、オリンピックを見るのが大好きなんだ」
コロヘ・アンディーノ
「自国を代表することは本当に光栄よ。オリンピックによってサーフィンのファン層が拡大してWSLやこのスポーツがもっと注目を集めるようになるのが楽しみね」
キャロライン・マークス
「カリッサ、キャロライン、コロヘ、ジョンはオリンピックでのサーフィンのパイオニアになるでしょう。彼らが大観衆の前で戦う経験をすることを楽しみにしている。才能、歴史、インスピレーション。全てが世界最大のステージさ。アメリカは素晴らしいドリームチームを結成した。このワールドクラスのアスリートを誇りに思い、彼らがサーフィンの最初のオリンピックに出場することに興奮しているんだ。2028年のオリンピック開催の都市でこのチームがレイカーズの観客と交流するのは楽しい。サーフィンはオリンピックのハイライトになると予想しているよ」
グレッグ・クルーズ
最後にコロヘは、「オリンピックの開会式では行進して全てのセレモニーに参加する。それは本当に凄いことだよ」と話していた。
(空海)