ソウルの市街地K-POPスクエアに、突如巨大な波が出現した。ビルの中でビッグウェーブがブレイクしているかのように見えるが、実は1滴も水は含まれていない。
これは、屋外ビジュアル広告を手掛ける韓国のデザインカンパニー「d’strict」が4ヶ月かけて制作した、錯視効果を利用したデジタルアート『WAVE』で、幅80.9m高さ20.1m、解像度8Kの世界最大級のLEDスクリーンを使用している。
この壮大な3D効果を実現するため、サムスンは31000以上のビデオパネルを製造したといい、d’strictはこの映像手法をIPライセンス化。今回の『WAVE』が第一弾となる。
「私たちの目標は、波の美しさとダイナミックさを表現することで、圧倒的な体験を生み出すことでした。今世間に必要とされている“心地よさ”を波は呼び起こしてくれると思ったからです。」とd’strictビジネス開発ディレクターのジュン・リーは説明。
この波は1時間おきに1分間発生する。今にもガラスを破って街に溢れてきそうな巨大波に、広場周辺の通行人は揃って足を止めてしまうといい、SNS上では「怖い」「リラックスできる」と両方の声が上がっているという。
(THE SURF NEWS編集部)