2018年、WSLコンテストで日本人選手が活躍するニュースはなかなか入らないが、ハワイではローカルコンテストの『Da Hui Backdoor Shootout』で松岡慧斗がハイエストスコアの11ポイントをマークして3位入賞。
更に世界最大の波情報サイト「Surfline」が主催する映像コンテスト『O’Neill Wave of the Winter』の1月のトップに輝いていた。
そして、2月の『O’Neill Wave of the Winter』では椎葉順がOTWで撮影された映像でベスト5に選ばれ、Web投票でトップが決定。
他4名は『Quiksilver Pro Gold Coast』でジョン・ジョン・フローレンス、ガブリエル・メディナと世界のトップ2を倒したマイキー・ライト、1993年のワールドチャンピオン、2度もパイプマスターの栄冠を手にしているデレク・ホー、CT選手のシーバスことセバスチャン・ズィーツ、兄弟でフリーサーフィンを中心に活躍している若手ハワイアン、コア・スミスと錚々たるメンバーが揃っていた。
最高の気分、放心状態になってしまい、パドルバックすることも出来なくなったよ。あの波に乗った後、とてもハイな気持ちになり、足に力も入らなくなってビーチに戻ったんだ。
サーフラインのインタビューであの映像の波のことを聞かれ、こう話していた。
宮崎県出身で現在34歳。
10歳の時にサーフィンを始め、ノースショア初体験は16歳。
多くの日本人をケアしているリアム・マクナマラの家にステイしてノースショアのラインナップについて学び、今回の映像を撮影した日本有数のサーフィンカメラマン、木本直哉氏からはルールやマナー、歴史などノースショアのあらゆる知識を教えてもらったそうだ。
他の4人を見ると信じられない気持ち。彼らは全てノースショアの有名なチャージャー。多分、みんなが’ジュン・シイバ’って誰だ?って思っているだろうね。
人生最高の波を与えてくれたノースショアに感謝するよ。
『O’Neill Wave of the Winter』は2017年11月1日〜2018年2月28日の期間、オアフ島・ノースショア、主にパイプラインとバックドアのバレルライドが対象。
ジャッジはジェリー・ロペス(ヘッドジャッジ)、パンチョ・サリヴァン、シェーン・ドリアン、ショーン・ブライリーの4名。
まず、期間中の映像からトップ10を選び、その中から総合優勝を決める。
松岡慧斗、椎葉順の他、ジョンジョン・フローレンス、ケリー・スレーター、ジェイミー・オブライエン、アンソニー・ウォルシュ、ネイザン・フローレンス、コア・スミス、ランドン・マクナマラ、コナ・オリヴェイラがトップ10。
今月中には総合優勝が決まり、賞金US25,000ドル(日本円にして約264万円)が贈られる。
『Jun Shiiba Wins February O’Neill Wave of the Winter User’s Choice』
(空海)
COVER PHOTO:© Seiki Sasaki