2021年のサーフィンチャンピオンシップツアー初戦会場となっているハワイのオアフ島とマウイ島。
メンズがオアフ島のパイプライン、ウイメンズはマウイ島のホノルアベイが会場となっていて、今年の11月にはウイメンズイベントが開催予定となっています。
なのですが、国際間の移動制限が解消されない限り、ワールドツアーイベントの開催は難しく、約2か月後に迫ったイベントの実施が可能なのかハワイにおける新型コロナウイルスの現状をおさらいしてみましょう。
ハワイ州の人口は141.6万人(2019年)で、8月30日までの感染者数は8,315人、死亡者数は62人。
エリア別の感染者割合としては、人口が最も多いオアフ島が全体の約9割となる7,584人を占め、オアフ島に次いで340人のハワイ島、334人のマウイ島、57人のカウアイ島となります。
人口から考えると感染者は多く、8月は3桁台の感染者数が続いたり陽性率が11%まで上昇したことから、オアフ島では8月27日(木曜)から2度目のロックダウンとなる外出禁止令が発令されています。期間は2週間の予定ですが、状況によっては延長の可能性もあるとのこと。
外務省によると、現時点における移動制限はハワイ州外からの全渡航者(ハワイ在住者を含む)は14日間の自主隔離が義務付けられていて、違反者は5千ドル以下の反則金もしくは1年以下の禁固のいずれか若しくは両方が課せられるとのこと。
渡航後の2週間の自主隔離を覚悟であればハワイに行くことは可能とも言えますが、現在はほぼ全ての直行便が運休となっており、月に数本の臨時便や、グアムやアメリカ本土経由でのフライトはあるものの現実的ではありません。
ハワイ旅行をする上でネックとなるのはこの2週間の隔離であり、ハワイ州としても事前のPCR検査で陰性の旅行者には隔離免除のルール施行を目指しているものの、このルール施行はハワイでの感染拡大を抑え込めていない事から延期続きとなっていて、現在は10月1日まで延期となっています。
今後の見通しとしては、まずはハワイ内部での感染拡大を抑えることができなければ、他国との移動制限の緩和などの協議にも至ることができないので、2週間の外出禁止令が功を奏すのか注目となります。
最後に余談となるのですが、日本人からの人気も高いホノルルマラソンは、2020年12月13日開催予定でエントリーを受付中となっています。
もしも開催時に移動制限が緩和されていなければ、ハワイに入って2週間隔離、日本に帰国で2週間隔離と、計4週間の隔離が求められる事になります。
さらに、フルマラソンの平均費用は3万円(エントリー時期により費用が異なる)。イベント自体が中止や延期になった場合、エントリー費は次回大会に振り替えはできるものの返金はありません。
それだけのハードルがあるものの、エントリー開始から3週間ほど経った8月30日付で、フルマラソンの日本受付が300名弱いるので、こちらも動向も併せて気になってしまいます。
参照記事:Oahu Issues New Lockdown Order|Shop Eat Surf
参照サイト:aloha-street.com