コロナ禍の中、春にオーストラリアで目撃情報が相次ぎ、夏には自身のウェーブプール「サーフランチ」でのイベント『Rumble at the Ranch』のためにカリフォルニアに飛んだケリー・スレーターが今度はバリ島に出没したという情報が話題になっている。
2020年のケリーの動向を振り返る
今年に入ってからのケリーの動向を振り返ると、春頃にCT開幕に合わせてオーストラリア入り。
パンデミックでCT開催は見送られたものの、アメリカには帰らずにそのままオーストラリアにステイ。
ケリーはNSW州のアバロンに自宅があり、クナラ界隈でも目撃情報あり。
サウスコーストの有名なスラブ波に現れた時はローカルを驚かせたそうだ。
その後、「サーフランチ」でのイベントのためにアメリカに一時帰国、ライバルのウェーブプール、テキサスのBSRサーフリゾートにも登場してニュースになっていた。
バリ島での目撃情報
乾季のレイトシーズンとなるこの時期のバリ島。
今年は特に波に恵まれているのに加え、国外からの観光客をシャットダウンしているため、ローカルや在住の外国人だけの貸切になっている。
9月上旬、最初にケリーの情報を流したのはWSLのインタビュアー、MCを務めるストライダー・ヴァシレフスキ。
自身はG-ランドで波を当てており、Instagramのストーリーでケリーのバリ島入りを報告。
ケリー自身もInstagramのストーリーで公開を始めており、9月8日にウルワツ、翌日にはパダンパダンでサーフィン。
和井田理央を含めたローカルとのセッションや、リザール・タンジュンと適度にソーシャルディスタンスを守った2in1バレルもしっかり撮影されていた。
なお、8月下旬にお伝えした「バリ島の海外旅行者受け入れ年内再開プランは絶望的に」というニュースでも分かる通り、バリ島では海外旅行者の入国が制限されている。
そんな状況でケリーはビジネスビザで取得して入国したと噂されている。一部の海外メディアでは、$1700とPCR検査の陰性結果を提出することで60日間のビザが取得できるとも報じられたが、現在はそのビザでも入国出来なくなっているとの説もある。
ケリーをよく知る人物によれば「バリにも家はあるだろうし、彼女のカラニのビキニビジネスの本拠地でもある。世界中どこに行くにしてもスポンサーがらみのビジネストリップと考えればおかしな移動ではないのでは」とのこと。
国を跨ぐ移動が困難な状況ながら、世界中に住む場所があるケリーにとっては、新型コロナウイルスの感染者が世界最多のアメリカを可能な限り避けて、地球の中で安全で楽しめる(波がある)ところに移動するスタンスを続けているのかもしれない…。
次の行き先はCTが開催されるはずだったG-ランドか?
もう、世界中のどこにケリーが現れても誰も驚かないだろう。
(空海)