昨年2019年頭に発表された韓国で世界最大規模のウェイブプールを建設するとのニュース。
2020年9月には一般オープンまで漕ぎ着けると発表されていたものの、ウェイブプールの建設スケジュールは予定通りに行かないことが常である上、今年は新型コロナウイルスのパンデミックもあります。
年内のオープンは難しいのではと個人的には想像していたのですが、なんと10月8日にオープンすると発表され、すでに予約受付も開始しています。
ここで韓国のウェイブプールについておさらいしておくと、場所は首都ソウルから南に1時間ほどの距離に位置する埋め立て地のタートルアイランド。
そのタートルアイランドに一大レジャー施設が建設されていて、施設内の一角にウェイブパークという波をテーマにしたアクティビティを集めたエリアが設けられ、そこにウェイブガーデン社の造波装置「ザ・コーヴ」を用いたウェイブプールが作られました。
ザ・コーヴを使った商業施設のウェイブプールは現時点において世界に2つあり、メルボルン(オーストラリア)のアーバンサーフとブリストル(イギリス)のザ・ウェイブ。
ただし、アーバンサーフとザ・ウェイブよりもウェイブプールのサイズが大きく、モジュール数が多いのが韓国の特徴。
wavepoolmag誌が公表している既存施設のモジュール数は以下の通り。
・韓国:56
・アーバンサーフ:46
・ザ・ウェイブ:40
・デモ施設:28
モジュール数が多いほどよりロングウェイブを発生可能と言う事で、韓国のウェイブプールがザ・コーヴ使用としては理論上、最長ライドの人工波を発生可能という際立った利点を有しています。
実際の人工波は、SNSで公開された下記テストライド動画をチェックして見て下さい。
ここからは利用料金について触れていきます。ウェイブパーク自体への入場料は、大人15,000ウォン(約1,350円)子供12,000ウォン(約1,080円)。
興味深いのはウェイブプールの利用料(1時間)で、上級者用と初級者用での料金が一律で、大人55,000ウォン(約4,950円)子供52,000ウォン(約4,680円)。
サーフレッスンも初級から上級まで価格差はなく、大人95,000ウォン(約8,550円)子供92,000ウォン(約8,280円)。
さて、コロナ禍であってもほぼ予定通りにオープンまで進めてきた様子を見ていると、ウェイブプールに対する力の入れ方が窺えます。
日本から最も近い海外である韓国なので私を含め行ってみたい方も多いと思いますが、コロナが落ち着いてからの楽しみにとっておきましょう。
Wave Park公式サイト:https://www.wavepark.co.kr/