10月8日、インターナショナルマネージメントグループ・オーヴァーシーズLLC東京支社(IMG Japan)は、都筑有夢路とマネジメント契約をしたことを発表した。
IMGは、五十嵐カノアをはじめ、テニスの大坂なおみ、錦織圭、フィギュアスケートの浅田真央、紀平梨花、卓球の石川佳純など、日本を代表するアスリートを数多く抱える世界的なマネジメント組織。
アクションスポーツ界でもスノーボードの平野歩夢、國母和宏、スケートボードの西村 碧莉といった錚々たるアスリートをサポートする。サーフィンでは、五十嵐カノアに続き2人目となる。
本格的にサーフィンを始めたのは11歳と、プロサーファーにしては比較的遅かった都筑有夢路だが、15歳でJPSAプロ資格を得た。2017年、16歳から本格的に世界転戦を始め、同年のWSLジュニア「Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor’s Cup」で初優勝。
2019年には、五輪会場でもある釣ヶ崎海岸で開催された「WSL QS1000 Ichinomiya Chiba Open」で自身初のQS優勝を果たし、同年9月、スペインで行われた「WSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Pro」にて、日本人女子初の優勝。
11月には、台湾で行われた「2019 WSL World Junior Championship」で、初出場にしてアジア人初の、WSLワールドジュニアチャンピオンとなる快挙を成し遂げた。
スペインでの活躍により一気に世界ランキングを上げた都筑有夢路。2019年チャンピオンのカリッサ・ムーアが休業宣言をしたことで、2020年、WSLに変更以降日本人女子初となるチャンピオンシップツアー(CT)への繰り上げ参戦が決定した。
新型コロナウイルスの影響により今年のCTが中止となったことで、来期のCT参戦資格を心配する声もあったが、関係者筋によれば仮にカリッサが復帰する場合でもワイルドカードでの復帰となり、都筑有夢路の資格は問題なく保持されるとのこと。2021シーズンのCTでの活躍を期待したい。
(THE SURF NEWS編集部)