今、世界で最も勢いのあるサーフィンメディアの一つ、豪StabMagazineが期待の超新星として和井田理央をフィーチャーした。
和井田理央は、インドネシア人の父と日本人の母を持ち、登録国籍はインドネシアでバリ在住。日本語も堪能だ。2017年、2019年とアジア・リージョナルチャンピオンに輝き、2019年のISAワールドサーフィンゲームスでは五輪出場権のアジア枠をかけて、最後まで村上舜と戦った仲でもある。
Stab誌が“次期CT選手”として高い期待を寄せる和井田理央のフィーチャー記事の一部と動画を紹介。
何が良い’ワールドツアーサーファー’を作り上げるのか?
それには様々な要素がある。
どのようにツアーに参加するのかということについて特定のレシピはない。
ウェイド・カーマイケル、エイドリアン・バッカン、イタロ・フェレイラの多様性を見て欲しい。
彼らのようなサーファーはそれぞれ特殊で洗練されたスキルを持っているからこそ、ツアーに参加するのに値するのだ。
何が’ワールドタイトルコンテンダー’を作るのか?と聞かれたら…それは別の質問。全く別の質問だ。
和井田理央は’まだ’ツアーに参加していないが、彼はこれからやってくれるだろう。
すでに世界最速のサーファーの一人(動画 1:47〜がその証拠)であり、そのスキルは週を重ねる毎に成長しているように見える。
インドネシアと日本のハーフのこの青年は、エアー、レール、バックサイドのバレルライディングなど弱点よりも長所のリストを遥かに沢山持っている。
例えば、彼がすでに習得しているお尻を利用しながらチューブで自分のポジションを調整していくような技術は多くの若いサーファーがクオリファイを果たした後に成長していくものなのだ。
ロンボク島のデザートポイントで波の最初から最後まで全てメイクしてしまう事実は彼に明確なアドバンテージを与えてる。
STABは彼を『Stab High(スタブハイ)』のボートトリップに招待。
そこでも世界最高レベルの波に乗れることを証明した。
CTへのクオリファイはコロナの影響で保留された形となったが、2020年は初戦の台湾で3位に入り、QSの総合ランキングは27位。
クオリファイを実現した後、彼がそれを達成できるかどうかではなく、そこからどこまで達するだろうかということの方が問題だと気付くまでにそう時間はかからないだろう。
あなたが完璧な波でのサーフィンを見たい場合や、アドレナリン全開の映像を見たい場合は以下の動画をどうぞ。もちろん、主役は和井田理央だ。
参考記事: Watch: The Most Outrageous Straight Air We’ve Seen In A Minute Rio Waida is full moon rising.
(空海)