世界には信じられないような才能を持つ若いサーファーが数多くいる。
例えば、タヒチ。
2024年パリオリンピックのサーフィン競技の会場に決定したチョープーには12歳でこの波のバレルをメイクしたナイキ・ヴァーストや、その兄でCTにも出場経験があるカウリ・ヴァーストがいる。
ヴァースト兄弟には「Quiksilver」(弟も2020年12月にファミリーに加わる)というビッグスポンサーがついてるが、同世代でもう一人才能ある若いサーファーがツアー引退後もカリスマ性を保っているデーン・レイノルズの目に留まり、あのチャネルアイランズサーフボード(CI Surfboards)のファミリーに加わった。
彼の名はアイメオ・チャルマク。
17歳にしてすでにチョープーで数々の驚くようなバレルをメイクした映像が残されており、更にエアリアルもレールゲームも一級品。
ビッグスポンサーがつくのも時間の問題と言われていた。
デーン・レイノルズがアイメオをスカウトした経緯
イーサン・オズボーンが今年の8月にタヒチに誘ってくれたんだ。
彼はしばらく前からタヒチに行っていて、親友を通して、家、車、ボートを全て揃えていたのさ。
波の予想も十分良さそうだったね。
カリフォルニアにいる自分は6週間以上も腰以上の波を見ていなかったから、頭サイズのチョープーを見ただけで興奮したよ。
タヒチ到着後の最初の午後にパドルアウト、アイメオの歓迎の様子に感激したね。
彼は頭サイズのチョープーに飽きていたようで、レフトではなく、遊ぶようにライトに乗っていたんだ。
以前の彼のヘビーなライディング映像を見たことがあるので、凄いサーファーであることは知っていたよ。
彼と何度がセッションを重ねた後、アイメオのサーフィンを実際に見てサーフボードについて話してみた。
それからブレットに彼のためのボードを作る気があるか聞いてみたのさ。
彼の最初の波を見ると、良い感じのようだね。
以下の映像は彼が6’2” の『Two Happy Step-up』というモデルに乗ったファーストライド。
すぐに「今までで最高のボードだった」とメッセージをくれたよ。
その他にブリットは『Happy』と『Happy Traveler』というモデルを送ったんだ。
ケリーやAIなど過去に優れたバックサイドのチューブライダーを育ててきたチョープーで若く有望なサーファーを手に入れたCIサーフボード。
2020年は14年間共に歩んできた親会社のバートンから独立。
かつて一世を風靡したCIファミリーの新しい時代がやってくる。
(空海)