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東京五輪のアメリカ代表、ジョン・ジョン・フローレンスとコロへ・アンディーノが海に戻る

開幕まで残り1ヶ月を切った東京五輪。

初のサーフィン競技の代表40名も揃ったが、多くの日本のファンが最も来日を楽しみにしているのはアメリカ代表のジョン・ジョン・フローレンスだろう。

しかし、ジョン・ジョンともう一人の代表選手であるコロへ・アンディーノは共に数ヶ月前に手術を受けてリハビリ中だった。
そんな二人から出場への希望の光となる吉報が届いた。

ジョン・ジョンが今週海に復帰

2016年と2017年に2年連続でワールドタイトルを獲得したジョン・ジョンだが、2018年に右膝を痛めてしまい、そのシーズンと翌2019年の大半を棒に振ってしまった。
2019年の最終戦パイプラインで復帰してアメリカ代表のチケットを手に入れ、2021年は開幕戦で優勝した後、オーストラリアレッグを戦っていた。

ここまでは順調だったものの、マーガレットリバーで今度は左膝を痛めて途中棄権、東京五輪に万全の体制で挑むために5月に手術を行っていた。

左膝を痛めて棄権を決めた時、「去年と同じ膝ではないので良かったけど、今年の夏にはオリンピックが控えているので、きちんと治して強くなることに集中したいと思う」と話していたジョン・ジョン。

ジョン・ジョンは自身のInstagramを通してリハビリの状況を定期的に報告。
本番の数ヶ月前に手術をして間に合うのか?という様々な憶測が飛び交っていたところ、今週海に復帰したことを告白。

東京五輪に出場するかどうかの正式な発表はないものの、金メダル獲得を目標に全力を尽くしていることは間違いないだろう。

「この1ヶ月間、素晴らしいサポートを受けたよ。回復過程で私を助けてくれた皆さんに感謝している。再び海に戻ってサーフィンができるのは、とても気持ちが良いね。今週、自分のアイディアでプレゼント企画を行いたいと思う。サポートしてくれた人や、何かを助けてくれた人の話を聞きたい。私のスポンサーの中から好きなものを選び、そのスポンサーと協力して、あなたとあなたにサポートをしてくれた人にプレゼントを送るよ。みんながどんなことを考えているのか楽しみにしている。数日後、私のお気に入りのものををいくつか紹介するね」
ジョン・ジョン・フローレンス

コロへはローワー・トラッセルズで復帰

ジョン・ジョンと共にアメリカ代表の資格を持つコロへは4月1日からのオーストラリアレッグ前のトレーニング中、今年2月のバレンタインスウェルが入ったノースショアで痛めた足首を再び悪くしてしまい、高位足関節捻挫と診断された。

オーストラリアを欠場してアメリカに戻った後、4月に手術をしてリハビリの日々が続いていたが、現在ローワー・トラッセルズで開催中のコンテストのエクスプレッション・セッションに参加。
その場にいた人たちによるとすでに波のフェイスを手加減なしに走り回っていたと言う。

via Kolohe Andino instagram

ちなみにすでに公表された東京五輪サーフィン競技の補欠選手によるとジョン・ジョン、コロへがもし棄権した場合、補欠はケリー・スレーターになる。

それはそれで楽しみが増えるという声も…。

アメリカ代表は五輪の直前に、牧之原市で事前トレーニング合宿を行う予定で、その合宿には選手「6名」が参加することになっている。

(空海)

参考記事:Florence, Andino Back In The Water A Month Out From The Olympics

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