(ISA奨学金アンバサダー エルサルバドル出身の14歳 ジュリサ・ガルシア) Photo: ISA

ISAが世界中のヤングサーファーを支援する奨学金プログラムの募集を開始

8月18日、ISA(国際サーフィン連盟)は毎年恒例の奨学金プログラムの募集を開始。
この奨学金制度では、教育とサーフィンに熱心に取り組んでいる18歳以下のサーファーを対象に20,000ドル(日本円で約219万円)の奨学金が授与される。

応募期間は8月18日から9月30日までで、奨学金の授与が認められた2021年度のISA奨学金アンバサダーは、2021年後半に発表される予定。

★詳細及び応募は以下で。
ISA Scholarship Program

ISA奨学金アンバサダーがオリンピアンに

(2020東京五輪に出場したダニエラ・ロサス)
Photo: ISA / Sean Evans

2007年以来、ISA奨学金このプログラムは、世界の5大陸で350人以上の若者に約35万米ドルを授与している。
その資金は教育費、サーフィン用品、大会のトレーニングや旅行などの目的に活用されており、多くのサーファーがその資金を使ってサーフィンで成功を収めている。

最近の最も良い成功例は、2016年のISA奨学金アンバサダーであるペルーのダニエラ・ロサス。
彼女は東京オリンピックサーフィン競技にベルー代表として選ばれたのだ。

また、2019年にカリフォルニアのハンティントンビーチで開催された『2019年ISA世界ジュニアサーフィン選手権』では、12名のISA奨学金アンバサダーが各国のジュニアサーフィンチームの選手に選ばれるなど、その資金は確実にヤングサーファーの夢に活かされている。

★ISA奨学金アンバサダーリスト

ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏のコメント

(フェルナンド・アギーレ氏)
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

この素晴らしいプログラムの伝統を引き継ぐことができて、とても嬉しく思っています。
このプログラムは私にとって大切なものでもあります。
学校教育とサーフィンに人生を捧げ、地域社会の模範となるために自分の役割を果たしている世界中の若者たちを見ると、感動と感激を覚えるのです。

私たちはこのスポーツの健全な未来と、すべての大陸で活躍出来る選手の増加を望んでいます。
そのために、サーフィン伝統国ではない国の若いサーファーを探し出し、サーフィンだけでなく人生で成功するために必要なツールを提供しています。これまでサーフボードを持つことも、試合に出ることもできなかった多くの子供たちが、奨学金を得ることでその機会を得ることができました。

このプログラムの成功と優先順位は、2020年東京オリンピックでのサーフィンの素晴らしいデビューを受けて、これまで以上に重要になっています。
世界中の意欲的な若者の心に、何百万もの夢が植え付けられました。
今や彼らは、サーファーとして、スポーツの最高の舞台に辿り着くことが可能であることを知っています。

私たちは、そのような子供たちの夢を未来に向けて膨らませ、このスポーツの次世代を担うことを楽しみにしています。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(空海)

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