東京五輪サーフィン競技で銀メダルを獲得した五十嵐カノアに、木下グループや日本オリンピック委員会(JOC)、日本サーフィン連盟(NSA)から計1400万円の報奨金が贈られることが分かった。
所属する木下グループは1000万円の報奨金を支給。同社を通じて発表したメッセージ動画では、「もう来年の試合の練習が始まってますので、みんなの応援を宜しくお願いします」とコメントした。
JOCは、メダリストに対して金メダル500万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円の報奨金を支給。選手への報奨金増額のため大会期間中に寄付も募っていたNSAは、JOCと同額となる銀メダル200万円、銅メダル100万円の報奨金を五十嵐カノアと都筑有夢路にそれぞれ支払うことを決定。
五十嵐カノアは銀メダルの獲得で少なくとも1400万円の報奨金を得ることになる。
ちなみに、2019年にバリのCTでの優勝賞金は$100,000(約1100万円)。2021年度はコロナ禍の影響なのか、賞金単価減とイベント数減のため7戦合計で$92,000(約1000万円)となっている。
プロサーファーにとって大会賞金より大きな収入となるのがスポンサー契約。五十嵐カノアの総収入は、2019年時点で大会賞金含め2億円超と報じられており、その多くをスポンサー契約が占めていることが伺える。コロナ禍で各スポンサーの懐事情は不透明だが、オリンピック銀メダルの成果により、更に増額となっている可能性も十二分にあるだろう。
(THE SURF NEWS編集部)