オーストラリア・ゴールドコースト出身の中堅でアラナ・ブランチャードの夫でもあるジャック・フリーストーンが自身のInstagramで今年のCS(チャレンジシリーズ)の最終戦を最後にコンペティターとのして活動を休止すると表明。
活動休止の理由は怪我、家族、新型コロナウイルスの影響で困難になっている移動、メンタルヘルスなど。
まだ幼い長男や、生まれたばかりの二人目の子供の成長を側で見守りたい父親としての気持ちも大きいだろう。
”何から話して良いか分からないけど、とにかく今年は感情のジェットコースターのような一年だった。
今の思いを簡潔にまとめると、自分は長い間競技をしてきたから、休むことができず、心穏やかに過ごすこともできなかった。
だから、一度競技サーフィンから離れることにした。
今回の決断には怪我、家族、旅行、メンタルヘルスなど様々なことが絡んでいるよ。
新型コロナウイルスもね。
ハレイワでのイベントを最後にしばらくは競技から離れる。
但し、これは引退ではなく休養さ。
サーフィン競技を止めるわけではなく、しばらくの間離れるだけ。
自分の行動を理解してくれているスポンサー、家族、友人に感謝している。
フリーサーフィンをして、またサーフムービーを作る時間がきたね。”
7人のサーファーがツアーを離脱
9月に入ってすぐにお伝えした過去に例を見ない数のCT選手引退の理由の中でもジャックと同じような理由でツアーを離れる選手が多かった。
これで引退するエイドリアーノ・デ・スーザ、ジェレミー・フローレス、ジュリアン・ウィルソン、フリーサーファーに戻るマイキー・ライト、2021年ランキングからリクオリファイを逃したエースことエイドリアン・バッカン、ウィメンズのブロンテ・マコーレーに加え、7人目のツアー離脱者が出てしまい、これから先更に増える可能性もある。
なお、2021年CTランキングからリクオリファイ圏外となってしまった以下の選手は9月の『US Open of Surfing』から4戦に渡るCS(チャレンジシリーズ)に参加して12位以内に入る必要がある。
2021年CTランキング・リクオリファイ圏外の選手
マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)
オーウェン・ライト(AUS)
カイオ・イベリ(BRA)
ピーターソン・クリサント(BRA)
ミシェル・ボウレズ(PYF)
ジャック・フリーストーン(AUS)
ウェイド・カーマイケル(AUS)
コナー・オレアリー(AUS)
マイキー・ライト(AUS)
アレックス・リベイロ(BRA)
エイドリアン・バッカン(AUS)
コロへ・アンディーノ(USA)
2名用意されている怪我によるワイルドカード枠はコロへ・アンディーノ(USA)が一番目の候補として挙げられる。
二人目の候補はエイドリアン・バッカン(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、ミシェル・ボウレズ(PYF)だろう。
2021年CSスケジュール
第1戦『US Open of Surfing』
9月20日〜26日
カリフォルニア・ハンティントンビーチ
第2戦『MEO Vissla Pro Ericeira』
10月2日〜10日
ポルトガル・エリセイラ
第3戦『Quiksilver Pro France』
10月16日〜24日
フランス・ホセゴー
第4戦『Haleiwa Challenger』
11月26日〜12月7日
オアフ島・ハレイワ
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(空海)