ウェイブプール戦国時代に突入したからこそ、開催されることになったウェイブプール界の祭典「サーフパークアワード」。
現在は世界各地に様々な造波装置ならびにウェイブプールが存在することから、サーフパークセントラル誌が同アワードの初開催を発表し、人工波のクオリティや施設の充実度などを測るために一般投票が行われました。
そしてついにその結果発表が行われたので各部門の受賞についてお届けします。
初中級者に最も人気のあるサーフパーク:URBNSurf
ハイパフォーマンスサーフィンにおいて最も人気のあるサーフパーク:WSL Surf Ranch
最も魅力的な設備環境: URBNSurf
最も魅力的なウェーブテクノロジー:Wavegarden
最も魅力的なスタンディングウェーブテクノロジー:City Wave
最も魅力的なサーフパーク:URBNSurf
当初は3部門とのことでしたが6部門に拡充して行われ、3部門制覇と言う圧倒的な強さを見せることになったのは、メルボルン(オーストラリア)のアーバンサーフとなりました。
ただ、今回の受賞結果については少し違和感があり、「初級&中級者に最も人気のサーフパーク」という部門にアーバンサーフは選ばれていますが、アーバンサーフが採用している造波装置はウェイブガーデン社。
アーバンサーフと同じ造波装置を採用しているウェイブプールは他にも、イギリス、スイス、韓国と3つあるので何が違うのかが不明です。
さらに言ってしまえば、アーバンサーフは2020年1月にオープンし、2か月後には新型コロナのパンデミックでオーストラリアがロックダウンになりました。つまり、アーバンサーフを訪れた事があるのは大半がオーストラリア人となるはずなので、単に投票者にオーストラリア人が多かっただけという解釈も出来なくはありません。
今回のカテゴリにはありませんが、世界にはエアセクションが特徴の造波装置などもあるので、今後は各マニューバにフォーカスを当てた細分化された評価などが加わり、利用者にとってウェイブプール選びの頼れる指標になることを期待したいところです。
参照記事:The Winners Of The First Annual Surf Park Awards|Surf Park Central