サメ騒動で異例のキャンセルとなったCT第3戦『Margaret River Pro』
『Margaret River Pro』は2件のシャークアタックを考慮してキャンセル 関係者のコメントと対処
WSLはこのイベントを終わらせる候補地を探していたが、5月10日にバリ島のウルワツで残りのヒートを終わらせると公表。
今年はブラジル戦の次にバリ島・クラマスでCT第5戦『Corona Bali Pro』が行われるため、そのイベント終了後、6月13日までに『Margaret River Pro』のメンズR3からファイナル、ウィメンズのQFからファイナルが行われる予定。
■WSLのCEO、ソフィー・ゴールドシュミット
「今シーズンの’Margaret River Pro’のキャンセルは特殊な状況によるものであり、2019年に再びウエスタンオーストラリアに戻ることを楽しみにしています。今年はローカルのコミュニティと協議の結果、活発なサメの活動がおさまることはなく、選手の安全を考慮してイベントのキャンセルを決めました。その後、様々な選択肢から考えた結果、バリ島のウルワツでイベントを完了することに決定しました」
■WSLのコミッショナー、キーレン・ペロー
「’Margaret River Pro’をキャンセルした時に強調したように、今シーズンのイベントを巡っては特別な事情があり、可能ならばコンテストを終了させることを約束していました。これはWSLにとって多額な投資になりますが、正しい判断です。ワールドクラスの波であるウルワツでイベントを完了させることにエキサイトしています」
■レイキー・ピーターソン
「WSLがこのイベントを完了させてくれるのは素晴らしいわ。ウエスタンオーストラリアは大好きな場所なので、今シーズンのイベントは残念だった。しかし、ウルワツは最高の波だし、WSLのタイトルを公平に争うため、イベントを終わらせることに選手達は本当に感謝している」
■オーウェン・ライト
「ウエスタンオーストラリアは大好きさ。2019年に戻ることも楽しみにしているけど、今シーズン、ウルワツでイベントを完了することが決定して喜んでいるよ。ウルワツはハイパフォーマンスな波だし、今から楽しみさ。WSLがイベントを終了させるために投資するこは素晴らしいね」
なお、現在のランキングトップはジュリアン・ウィルソン(AUS)とステファニー・ギルモア(AUS)
第4戦はブラジル・リオデジャネイロのサクアレマで開催される『Oi Rio Pro』
日本時間5月11日夜7時にファーストコールだ。
(空海)
COVER PHOTO:© WSL