2022年CT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』がいよいよ明日1/29に開幕する。改めて本大会の見どころや最新のヒート表を紹介！
メンズR1の組み合わせ変更
ガブリエル・メディナが本イベントの出場を辞退したため、メンズのオープニングラウンドに大幅な組み合わせ変更があった。
ガブリエルのリプレイスメントにはカイオ・イベリ、またケガで欠場するライアン・カリナンのリプレイスメントにはイヴァン・フローレンスが入る。
注目カードのひとつだったケリー・スレーターと五十嵐カノアの対戦も変更となり、ケリーはジャック・ロビンソンとペルー初CT選手となったルッカ・メシナスと同組のH10、カノアはセス・モニーツとカルロス・ムニョスと同組のH7へ変更となった。
男子ヒート表
女子ヒート表
歴代勝者たち
ガブリエルの欠場により、これまでにCTのパイプラインで優勝経験があるのは、ケリー、ジョンジョン、イタロの3名のみとなった。今年のCTメンズ勢の中でワールドタイトルを獲得したことがあるのもこの3名のみであることを考えると、パイプを制すことの重要性がわかる。
昨シーズン、悲願のパイプ初優勝を果たしたジョンジョン。2019年、ガブリエルとのファイナルを制して、パイプマスターとワールドタイトルの栄光を手にしたイタロ。
そして、7度の最多優勝記録、5位以内が22回と驚異的な強さを誇るのがケリーだ。パイプラインでの初優勝が1992年、最後の優勝が2013年だが、前大会でもセミファイナルまで進出。遂に今年50歳を迎えるケリーがどのようなドラマを生み出すのか目が離せない。
ウィメンズは、昨シーズン「マウイプロ」の会場が急遽変更され、パイプラインで迎えたファイナルディでタイラー・ライトが優勝している。パイプラインでの女子CTイベントがフルで行われるのは今年が初めてとなる。タイラーに続く栄誉を誰が手にするのかにも注目だ。
ちなみに今まではCT並びに『Vans Triple Crown of Surfing』のパイプラインイベントが「パイプラインマスターズ」、その勝者が「パイプマスター」と呼ばれていたが、今季からCTが『Vans Triple Crown of Surfing』から外れたことでCTの勝者は「パイプマスター」とは呼ばなくなる。
ハワイアンローカルの活躍に注目
メンズは、CT帰り咲きのジークことエゼキエル・ラウを始め、イベントワイルドカードで出場権を得たバロン・マミヤ、イヴァン・フローレンスなど昨年とは異なる顔ぶれのハワイアンが揃い、彼らがどれだけ活躍できるのか、もひとつの見どころ。
ジークはH1でジョーディ・スミスとオーウェン・ライトと、バロンはH4で対コナー・コフィンとジェイク・マーシャルと、イヴァンはH6でフィリペ・トレドとサミュエル・プーポと対決する。
ウィメンズは、昨年のワールドチャンピオンで最近『Digital Vans Triple Crown』も制したカリッサ・ムーアが盤石だが、CTルーキーのベティルー・サクラ・ジョンソンやワイルドカード出場のモアナ・ジョーンズ・ウォンといった若いハワイ勢にも注目だ。カリッサとモアナはH3で同組、サクラはH6でキャロラインとレイキーと初戦を戦う。
波予報
1月27日時点でのSurflineの予測によれば、ウェイティングピリオド初日の1月29日には、8-12フィートのウネリが入り風も若干のオフショアと素晴らしいコンディションが見込まれている。翌日以降はサイズダウン傾向なもののサーフ可能なコンディションが続き、1日午後には新しいウネリが入ってくる見込み。
LIVE映像
ファーストコールは日本時間1月30日午前2時。
ライブ配信・WSLイベントページ
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/mct/3885/billabong-pro-pipeline
Surfline波予測ページ
https://www.surfline.com/surf-news/2022-billabong-pro-pipeline-forecast/143229
（THE SURF NEWS編集部）
